今回は、三十三間堂(さんじゅうさんげんどう)に足を運んでみました(*´▽`*)
三十三間堂は京都でも有名な人気観光地で、私も今までに何度か訪れたことがあります。
三十三間堂には大きな本堂と、その周囲に庭があります。
建物が複数ある寺院ではなく、本堂内部の撮影も禁止のため、メインである内部の1000体以上の千手観音像やそのほかの仏像の写真が撮れず、、、実は良い写真があまりご紹介できません( ノД`)
ただ、それではあまりにも残念すぎるので、撮影できなかった写真のかわりにパンフレットを購入しました。
内部の仏像については、パンフレットの画像でご紹介していきたいと思います^^
それでは、三十三間堂の見どころと御朱印、仏像の数や通し矢、拝観料、駐車場についてご紹介したいと思いますので、お付き合いください♪
北門をくぐり、三十三間堂へ♪
三十三間堂の境内へ向かうと、まずは白と朱塗りの北門が見えてきます^^
正面の木の向こうには、修復中の東大門が見えました。
こちらが三十三間堂の普門閣(ふもんかく)で、チケット売り場になっています。
こちらもなかなか立派な建物ですね~。
それでは、早速チケットを購入して進んで行きましょう♪
国宝・三十三間堂は南北に120メートル!
まずは右手にある西門を見てみましょう。
小さな門ですが、なんだか立派ですね。
そして、こちらが国宝・三十三間堂です。
三十三間堂は南北に約120メートル、奥行き約22メートル、高さ約16メートルです。
内陣の柱間(はしらま・柱と柱の間)が33あることから三十三間堂と言われていて、正式名称は蓮華王院(れんげおういん)といいます。
西側には石碑がありました。
石碑から南へ進むと、右手に稲荷社があります。
三十三間堂にはお堂を囲むように遊歩道があり、こちらは西側の遊歩道です。
南西から見た三十三間堂です。
南北に長いので、南から見ると全然違うお堂に見えますね^^
さきほどは反対側、南東から見たお堂です。
外観はどうやっても写真に入り切らないですね~(;´∀`)
三十三間堂は、それくらい長く立派でした!
太閤塀や重文の南大門などの見どころも♪
三十三間堂の太閤塀(たいこうべい)です。
高さ約5.3メートル、長さ約92メートルの築地塀(泥土をつき固めて作った塀)で、瓦に太閤桐の文様を用いられているため、太閤塀と呼ばれています。
一部はげていて、下の部分が確認できるほどでした。
重要文化財の南大門(なんだいもん)です。
南大門は、豊臣秀吉(とよとみ ひでよし)が方広寺(ほうこうじ)の大仏殿を建てた時の南門だと伝えられていますが、1600年に豊臣秀頼(とよとみ ひでより)が再建したそうです。
境内の外にあり、あまり良い写真がとれませんでしたが、かなり大きな門でした。
南東には、鮮やかな朱色の鐘楼があります。
この塀の向こうに東大門があります。
南東から見た三十三間堂です。
どこから見ても、厳かな雰囲気ですね~^^
東から見た三十三間堂です。
東側、三十三間堂の前には池がありました。
池の向こうに見える建物が、三十三間堂です。
池の緑と奥に見える朱色が、お堂とは全然違う雰囲気を見せてくれますね(*‘∀‘)
三十三間堂はかつては極彩色だった!
こちらが、三十三間堂のお堂の正面です。
今は色彩のないお堂ですが、かつては極彩色だったことが、1930年の修復時に判明されました。
そう言われても、三十三間堂が色鮮やかだったなんて想像もつかないですねぇ(;´Д`)
正面には三十三間堂の札もあり、近くで見ると歴史ある建物なのが一層よく分かります^^
軒下に見えるのは、、、はっきりと分かりませんが、獅子でしょうか。
屋根も現在はこのように古びた色ですが、当初はきれいな極彩色だったようです(*´▽`*)
鮮やかな三十三間堂も見てみたいですが、個人的には現在の三十三間堂も好きですね(´艸`*)
屋根の北側の先端です。
現在は、極彩色だった面影なんて全くないですね(笑)
夜泣センは子どもの夜泣きに効く!?
本堂の前、池の近くには、手水舎(ちょうずや)があります。
こちらの手水舎は1165年に僧が夢告によって発見したそうで、水が湧き出す音がすすり泣きに似ていたことから、夜泣センと名付けられました。
中央には地蔵尊が祀られ、子どもの夜泣き封じにご利益があるそうです。
よだれかけを奉納祈願し、1週間後によだれかけを子どもの枕の下に敷くと夜泣きが治ると言われているんですよ^^
修復中の東大門です。
三十三間堂を北側から撮ってみました^^
こちらが、三十三間堂の内部への入場者玄関です。
それでは、いよいよ内部拝観へ向かいます♪
国宝・千手観音像は圧巻!
中へ入って見ると、ズラリと並んだたくさんの千手観音像がお出迎えしてくれます。
内部は本当に圧巻で、千体の千手観音と、二十八部衆像などかなりの数の仏像を見ることができるんですよ。
本尊・千手観音座像は国宝で、仏師・湛慶(たんけい)が造仏しました。高さ約3.3メートルですが、台座などを含めると7メートルを超えるそうです^^
<パンフレットより引用>
本尊の左右には、平安時代から室町時代に造仏された1000体の千手観音立像と、背後に1001体目となる千手観音立像が安置されています。
<パンフレットより引用>
こちらの千手観音立像は、2018年10月、重要文化財から国宝に指定されました。
ひとつひとつ表情や身につけているものが違うので、じっくり観察すると、なかなか面白いです(*‘∀‘)
<パンフレットより引用>
国宝の風神雷神像は、このイメージが固定化した記念碑的な像だそうで、堂内の左右端に安置されています。
風神雷神は鎌倉時代に造仏され、日本最古の風神雷神だと言われています。
風神です。
<パンフレットより引用>
雷神です。
<パンフレットより引用>
いつ見ても怖いですよね~(笑)
二十八部衆は国宝で、千手観音を信仰するものを守護するとされています。かつては、本尊のまわりに安置されていたそうです。
三十三間堂で御朱印を頂ける場所は?こちら!
三十三間堂の内部は、北側から入り、東側を通り千手観音像などを見ながら南へ進みます。
建物の南まで行くと、今度は西側を通りつつ北へ戻ります。西側は主に説明の看板や写真などが展示されていましたよ^^
三十三間堂の御朱印は、そのお堂の中の朱印所で頂くことができます。
今回頂いた御朱印が、こちらです。
大悲殿と書かれています。
大悲殿とは、大いなる慈悲の力で人々を救済する観音菩薩のことなんです^^
通し矢!三十三間堂の伝統行事
通し矢は桃山時代に始まったとされ、江戸時代に大流行しました。
1686年4月、24時間矢を射続ける「大矢数」という種目が行われました。
その時に出場した和佐大八郎(わさ だいはちろう)という18歳の青年が、昼夜で13,053本発射して、8,133本通したのが最高記録だとされています。
想像も出来ないほどの数ですよね、、、(;´∀`)
こうした歴史的建造物を訪れると、昔の人はすごいな~と思うことが多々あります。
通し矢の優勝者は、矢数・姓名などを記した額がお堂に架けられるそうで、今でも堂内にはたくさんの額が残されています。
現在は毎年1月中旬、本堂西側の広縁で、通し矢に因んだ伝統行事として「大的大会」が行われています。
三十三間堂の歴史と豆知識
三十三間堂は、1165年、後白河上皇(ごしらかわじょうこう)が平清盛(たいらのきよもり)の資材協力によって、離宮の一画に創建したのが始まりだとされています。
その後1249年に焼失しますが、1266年に再建されました。
内陣の柱間は33ありますが、外部から見ると柱間は35になります。
三十三間堂は、砂と粘土を層状に堆積した版築の地盤の上に建てられていて、地震の震動を吸収してくれるそうです。
三十三間堂の拝観料は?アクセスなど
- 正式名称:蓮華王院
- 住所:〒605-0941 京都市東山区三十三間堂廻り町657
TEL:075-561-0467 - 拝観時間:8時~17時(11月16日~3月は9時~16時)受付終了は各30分前(年中無休)
- 拝観料:一般600円、高校中学生400円、子供300円
- 交通:京阪七条駅より徒歩7分
- 駐車場:併設の無料駐車場あり
三十三間堂に駐車場はあるの?無料で併設♪
三十三間堂には、無料の駐車場が併設されています。
こちらが、三十三間堂の駐車場です。
たくさんの警備の方がどんどん車をさばいていて、非常に人気のある寺院なのがうかがえました^^
編集後記
三十三間堂の見どころと御朱印、仏像の数や通し矢、拝観料、駐車場についてご紹介しました♪いかがでしたでしょうか?
三十三間堂は、建物がたくさんあるわけではないのに、有名観光地となっているのが納得の寺院です。
内部の写真をご紹介できないのが本当に残念ですが、圧巻の千手観音像は、ぜひ実際に見てほしいと思います♪
拝観の際には、千手観音像の表情の違いにも注目してみて下さいね^^
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