大徳寺の特別公開で総見院・興臨院・黄梅院を参拝♪御朱印も!

大徳寺の特別公開で総見院・興臨院・黄梅院を参拝♪御朱印も!2-01

境内に多くの塔頭をもつ大徳寺。その中でも主な塔頭をいくつかの記事に分けてご紹介していますが、今回は特別公開で参拝した総見院(そうけんいん)興臨院(こうりんいん)黄梅院(おうばいいん)、3院の拝観の様子をお届けしたいと思います。

普段は公開されていないので、今までなかなか拝観する機会がなかったのですが、今回の特別公開でじっくりと堪能してきました(*´▽`*)

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それでは、大徳寺の総見院・興臨院・黄梅院の特別公開、御朱印と拝観料についてご紹介していきますね♪

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総見院で御朱印はもらえるの?

まず最初に、総見院を拝観していきたいと思います。

総見院は信長のお墓がある場所です。墓所は全国に二十数箇所あるそうですが、ここのお墓は正親町天皇に認められていると、案内の方がおっしゃっていました^^

こちらが、その総見院の正門です。

0総見院の正門(右は親子塀)

右側に見える土塀は親子塀と呼ばれるもので、塀の内側にもう一つ塀がある珍しい構造になっています。

総見院の御朱印は、正門にある受付で頂くことが出来ます。

総見院の御朱印

施無畏(せむい)と書いてあります。施無畏とは、相手に危害を加えず恐れを抱かせないこと、という意味だそうです^^

門をくぐってみると、、、

1門をくぐって左側(墓地へ向かう道)

左側には、墓地へ向かう道があります。

そして、秀吉が千利休から譲り受け、こよなく愛したという胡蝶侘助椿(こちょうわびすけつばき)の木が植えられていました。

2胡蝶侘助椿(秀吉が愛したらしい)

胡蝶侘助椿は天然記念物に指定されています。

進んで行くと、織田信長(おだ のぶなが)一族の供養塔に辿り着きます。

3織田信長と親族の供養塔

左側の大きな墓石が、信長のものです。

墓所の案内には、信長の正室で知られる濃姫(のうひめ)や信長の息子たちの名前が書かれていました。

4墓所の案内

墓所をあとにして、次に発見したのは掘り抜き井戸です。

5掘り抜き井戸

この井戸は加藤清正(かとう きよまさ)が朝鮮から持ち帰った石で造ったもので、水が今でも使えるんです。

6掘り抜き井戸内部

案内の方に室内でお話を聞く間、無料で、その水を使用したほうじ茶をごちそうになりましたよ(*´▽`*)

総見院本堂:信長の木像が見どころ!

正門を入ってすぐ正面にあるこちらの建物が本堂です。本堂の中では、案内を聞くことができます。

7本堂(中で案内を聞く)

こちらの一番の見どころは、織田信長坐像です。

本能寺の変で信長の遺体が発見されなかったため、豊臣秀吉(とよとみ ひでよし)は二体の信長の木像を造りました。

8本堂側面(井戸のところから見た)

一体は、自分が信長の後継者であることを世間に示したい秀吉が、葬儀を行った際、信長の遺体のかわりに木像と本能寺の灰を一緒に火葬したそうです。

木像は、爪の先ほどの量を燃やすだけでもよく香る、沈香と呼ばれる大変香りの良い香木で作成されていたそうで、葬儀の時は京都中が良い香りに包まれたそうです^^

9本堂(表門から見た)

そして残りの一体が、現在も本堂に安置されているのです。
信長は身長160cmと言われていますが、この木像は高さ115cmの坐像(すわっている像)で、等身大なんだそうですよ~(´▽`)

総見院の茶室

本堂を出て、茶筅塚(ちゃせんづか)を見てみましょう(*´▽`*)

10本堂から茶筅塚へ

、、、と、その前に、右側には照苑塔が見えました。

11右には照苑塔

こちらが茶筅塚です。

12茶筅塚

茶筅塚は、その名の通り、お茶をたてる時に使う茶筅の供養塔で、毎年4月28日に茶筅供養が行われます。

はじめに正門の横にも見えた親子塀が、ここからも見えましたよ(´▽`)

13親子塀(内側から)

では次に、茶室へ向いましょう♪

本堂から茶室へ向かう回廊には、輿がありました。

13輿のあるところ

少し分かりづらいと思うので、輿をアップしてみました。

14輿アップ

信長像は廃仏毀釈の難を逃れるため、別の場所に一時的に置かれていたんだそうです。
そして、この寺に戻る時に使用されたのが、この輿なんだとか^^

回廊を通る時は、ぜひ天井を見上げてみて下さいね!

そしてこちらが、総見院に三室ある茶室の一つ、香雲軒(こううんけん)です。

15香雲軒

香雲軒には8畳の茶室と書院があり、表千家の十三代・即中斎好みの茶室だと言われています。

16香雲軒前庭

香雲軒の前庭は、なかなか趣きがありますね。

16香雲軒前庭アップ

次にご紹介する茶室は龐庵(ほうあん)です。

17ほう庵(ほうあん)

龐庵の右側の方を見てみると、表千家・而妙斉の筆による額がかかっていますね。

17ほう庵の右側

内部はこのような感じになっています。

18ほう庵(ほうあん)内部

三つ目の茶室が、実業家・山口玄洞(やまぐち げんどう)寄進の寿安席(じゅあんせき)です。

19寿安席

寿安席の内部です。

20寿安席内部

襖の模様は豊臣家の家紋・五七桐で、時間が経てば経つほど浮かび上がってくる作りになっているそうです。
そんな技術があるなんて、、、すごいの一言ですね( ゚Д゚)

寿安席の前庭がこちらです。

21寿安席前庭

大徳寺大茶会の時、秀吉は総見院の方丈に茶席を設けたとの記録もあるようで、茶の湯に関係が深い寺院のようですね。
そのため、茶室も当時からあるものかと思いきや、どの茶室も近年に作られたもののようです。

最後に、鐘楼へ向かいました。
こちらの鐘楼は創建当時のもののようです(´▽`)

22鐘楼

鐘と鐘楼は重要文化財にも指定されていて、信長の家臣・堀九太郎秀政の寄進によるものです。

アップにしてみると、、、

23鐘楼アップ

創建当時のものというだけあって、歴史感じる重厚感ある造りになっているのが分かります。昔の人の技術ってすごいな~って改めて感心してしまいました(*´з`)

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興臨院で御朱印はもらえるの?

総見院の次は、興臨院へ向いましょう♪

興臨院の表門には、特別公開の立て看板もありました。

0興臨院の表門

こちらの表門は重要文化財になっています。

1興臨院の表門アップ

早速、中へ入ってみますね(*´▽`*)

門をくぐると、緑に囲まれ、落ち着く景色が広がっていました。

2門をくぐったところ

こちらが興臨院の庫裡です。

3庫裡

庫裡に入ってすぐの所に拝観受付があるので、そこで受付をしましょう。

興臨院の御朱印は、拝観受付で頂くことが出来ます。

興臨院の御朱印

頂いた御朱印には、釈迦牟尼佛と書いてありました^^

興臨院の方丈庭園

庫裡の左手には、唐門が見えました。檜皮葺の門で、室町時代の建築の特徴がよく表れている門なんですよ^^

4唐門

窓が変わった形をしていますが、これは花頭窓(かとうまど)と言います。
5唐門の窓

上部には、採光や通風を目的に作られた波型の連子窓があり、これらは禅宗の建築様式の一つなんです。

さて、庫裡の中へ戻りさらに進んで行くと、小さいですが方丈東側に中庭がありました。

6内部庭園

こちらは昔のベンチでしょうか?

7昔のベンチ?

ちょっとひと休みしたら気持ちよさそうですね~( *´艸`)

左側に見えるのが、手水鉢です。

8庭の手水鉢(左)

池のようなものがありました。

9池?水が溜まっている

何だろう?と思い調べてみましたが、結局分かりませんでした、、、(;´∀`)

興臨院の方丈(本堂)は、近世の方丈建築より屋根が低いのが特徴で、重要文化財に指定されています。

こちらが、方丈の枯山水庭園です。

10方丈前庭

理想の蓬莱世界をあらわしていて、本堂の解体修理に伴い、作庭家の中根金作(なかね きんさく)が復元したそうです。

左奥に見えるのが、さきほどご紹介した唐門です。

11方丈前庭2(奥は唐門)

白砂や石組、松などがあり、とても綺麗な庭園ですね~(*´▽`*)

13方丈前庭3

方丈西側の庭には、爪塚が見られました。

14爪塚

これは、お琴で使う古くなった爪を供養するものだそうです。

木々が色づき始めていました!

15色づき始める紅葉

もうすぐ紅葉の季節なんですね~。紅葉が見ごろになったら、また来たいですね( *´艸`)

こんな所に、鐘を発見しました。

16鐘

興臨院には、他にも涵虚亭(かんきょてい)という茶室があります。
涵虚亭の床の間は、袖壁が出ていて洞のように見えるため、洞床(ほらどこ)と呼ばれています。

以上で、興臨院の拝観はおしまいです。次は、黄梅院についてご紹介したいと思います♪

黄梅院で御朱印はもらえるの?

特別公開、最後の塔頭は、黄梅院。こちらがその黄梅院の表門になります。

0黄梅院の表門

門をくぐってみましょう^^

1門をくぐったところ

緑豊かな景色が広がっています。

2門をくぐって左側

門をくぐってすぐ右側が、石碑になっていました。有名な武将の名前ですね。

3門をくぐってすぐ右側

奥には重要文化財庫裡が見えますね。

4庫裡

ここの木も、若干色づいていました。

こちらの庫裡、日本に現存する禅宗寺院の庫裡としては最古のものだそうです。

5庫裡2

黄梅院の御朱印は、庫裡で頂くことが出来ます。

住職が書いてくださるのですが、見開きの2ページを使い、人によって内容を変えてくださるんですよ^^
そして、人生の生き方について少しお話を聴く事ができます。

黄梅院の御朱印

また、御朱印代は今までどこも300円でしたが、初めて1,000円かかりました。

ですが、こうして御朱印を見ると、納得な気もしますね。

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黄梅院の書院南庭:千利休作庭の庭園!

では、奥へ進んで行きましょう!

5進んだところ

清々しい景色で、歩くのも気持ちがいいです^^

左に見えるのが受付です。

6受付(左側)

受付以降の写真撮影が、庭も含めて禁止でしたので、写真をご紹介できないのが残念ですが、、、

本堂唐門重要文化財に指定されています。

利休が作庭した書院の南庭・直中庭(じきちゅうてい)は、枯山水の庭園で、加藤清正が朝鮮から持ち帰った朝鮮灯篭があります。

また、秀吉の馬印であるひょうたん形の池や、くぎを使っている箇所のくぎの頭を5センチ四方くらいの釘隠しで隠す、ひょうたん形の釘隠しが印象的で、秀吉と利休の仲が良い時の名残がありました。

その後、すぐそばの三門の件で利休は秀吉に切腹させられたので、なんだか複雑な気分ですね、、、

他にも、本堂の前庭・破頭庭(はとうてい)や本堂の裏にある作仏庭(さぶつてい)などもあり、総見院や興臨院と比べて、庭園の造りなどが、一番見応えがあったように思います^^

大徳寺総見院・興臨院・黄梅院の歴史と豆知識

総見院は、1583年、織田信長の一周忌を迎えるにあたり、豊臣秀吉が建立しました。
寺名は、信長の戒名「総見院殿贈大相国一品泰厳大居士」から付けられたそうです。

興臨院は、大永年間(1521年-1528年)に、戦国大名・畠山義総(はたけやま よしふさ)によって創建されました。
その後、畠山家の衰退によって荒廃した興臨院ですが、1586年に前田利家(まえだ としいえ)によって改修が行なわれ、それ以降、前田家の菩提寺にもなります。

黄梅院は、1562年、信長が父の追善菩提のために黄梅庵を建立したのが始まりです。
信長の死後、秀吉が増築し、1589年に黄梅院となります。

拝観料は一箇所が大人600円ですが、3寺院の共通拝観券が1,500円で、別々に購入するよりもお得でした^^

大徳寺総見院・興臨院・黄梅院の拝観料は?アクセスなど

総見院・興臨院・黄梅院:詳細データ
  • 住所:京都府京都市北区紫野大徳寺町
    TEL:075-491-0019
  • 拝観時間:通常は非公開。春と秋の特別公開の期間のみ拝観が可能
  • 拝観料:【総見院】 大人600円、高校生400円、中学生300円。
    【興臨院】大人600円、高校生400円、中学生300円。
    【黄梅院】大人600円、中高生400円、小学生300円。
    共通拝観券1,500円
  • 交通:京都市バス「大徳寺前」下車徒歩すぐ
京都市北区大徳寺町

編集後記

大徳寺の総見院・興臨院・黄梅院の特別公開、御朱印と拝観料についてご紹介しましたが、いかがでしたか?

特別公開の時にしか拝観できないのが残念ですが、だからこそ貴重な時間を楽しめる塔頭ですね。普段は見ることのできない総見院・興臨院・黄梅院を、ぜひ特別公開期間に堪能してください♪

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