桜の季節にぜひ訪れたいのが、枝垂れ桜で有名な千本釈迦堂(せんぼんしゃかどう)です。
千本釈迦堂はおかめの由来のあるお寺で、おかめ桜と呼ばれる枝垂れ桜の美しさは圧巻です(*´▽`*)
寺院の規模としては、本堂こそ大きいものですが、それほど大きなものではありませんでした。中規模といったところでしょうか。
本堂は室内も撮影OKでしたので、写真も撮ることができました^^
それでは、千本釈迦堂のおかめ桜、御朱印と六観音、駐車場と拝観料についてご紹介していきますので、どうぞ最後までお付き合いください♪
千本釈迦堂の桜と椿がお出迎え♪
それでは、千本釈迦堂の散策へ向いましょう♪
境内へ入る南門が見えてきました。
桜が満開で、とっても綺麗ですよね~!
南門をくぐって、境内散策に向かいましょう♪
南門をくぐると、左には稲荷社があります。
稲荷社にたくさん咲いているこちらの花は、乙女椿です。
椿はあまり意識していなかったのですが、乙女椿は色も形もとても可愛い花ですね~(*´▽`*)
南門をくぐって、右手には不動明王堂があります。
ソメイヨシノも咲いてきていました。
こちらは、北野経王堂願成就寺(きたのきょうおうどうがんじょうじゅじ)です。
北野経王堂願成就寺は、足利義満(あしかが よしみつ)が、明徳の乱で亡くなった山内氏清(やまな うじきよ)を弔うために創建したそうです。
その横にも椿が咲いていましたよ(*‘∀‘)
こちらの北野経王堂願成就寺内部には、おかめが飾られています。
北野経王堂願成就寺は一度解体され、その時の部材を使って縮小復元したのが、現在の建物なんですよ。
千本釈迦堂のおかめ桜は圧巻の美しさ!
境内の中央にあるこちらの桜は、例年4月上旬※に見頃を迎える阿亀(おかめ)桜といいます。
圧巻のしだれ桜ですね~。
おかめ桜は樹齢80年ぐらいとも言われています^^
とても綺麗ですね~(*´▽`*)
青い空に薄ピンクの花が映えて、とても素晴らしい眺めです。
桜って、どうしてこんなに癒されるんでしょう。
おかめ桜の向こうに見えるのが、本堂です。
こちらはおかめ塚です。
このおかめ塚のおかめが手にしているものは、斗組(ますぐみ)※です。
のちほど、おかめの伝説ついてもご紹介しますが、その伝説に関係しているのが、この斗組なんですよ。
※斗組とは? 前後または左右に腕のように渡した横木で、上からの荷重を支える肘木(ひじき)と肘木を受ける方形の斗(ます)で構成されたもの
おかめ塚にちなみ、千本釈迦堂にお参りをすると夫婦円満・縁結び・子授けの御利益があるとも言われています^^
こちらは千本釈迦堂の本堂です。
本堂は国宝に指定されていて、1227年に建立されました。
本堂については、のちほどまたご紹介しますね^^
こちらは、普賢象ざくらの木です。
普賢象ざくらの花は、もうすこしあと、4月中旬以降に見頃を迎えるようです。
千本釈迦堂で御朱印を頂ける場所は?こちら!
さきほど、普賢象ざくらの向こうに見えたのが、御朱印所兼拝観受付です。
本堂の西側にある、こちらの寺務所・拝観受付で千本釈迦堂の御朱印を頂くことができます。
頂いた御朱印には、六観音と書いてありました。
御朱印は複数ありますが、今回はメインの六観音のみ頂きました。
千本釈迦堂の本堂は京都で最古の建物!
本堂の側面と、その前には桜の花が咲いていました。
こちらの本堂参拝上り口から、本堂へ入っていきます♪
京都の大半を焼き尽くしたという応仁の乱でも焼けずに残った本堂は、京都で最古の建物だと言われているんですよ^^
本堂の北側にも桜の木があり、ここは庭園になっているようです。
こちらが、本堂の西側です。
入り口がありましたよ^^
本堂の内部は撮影OKでした。とても静かで、シンとしていました、、、
本堂には、国宝・須弥檀高御座式の厨子内に納められた、重要文化財の釈迦如来坐像が安置されています。
釈迦如来坐像は快慶の弟子・行快の作だと言われています。
本堂内には、生々しい刀槍の傷跡が残っていました。
この傷は、1467年~1477年の室町時代、応仁・文明の乱によるものなんだそうです。
その当時の傷をこうして眺めているなんて、なんとも不思議な気分ですね、、、
本堂の内部です。
本堂内部からも、おかめ桜を見ることができました。
やっぱり綺麗ですね~。
慈雲観音菩薩像(じうんかんのんぼさつぞう)です。
無事故・交通安全にご利益があると言われています。
おかめの由来は?おかめの伝説!
慈雲観音菩薩像の左側には、おかめ人形展への入り口がありました。
入ってみると、おかめ人形がズラ~っと並んでいました。すごい数ですね、、、
このおかめには、千本釈迦堂の本堂に関した伝説があります。
しかし、女のアドバイスがあったと知れては夫の面目が潰れてしまうと、阿亀は自害してしまいます。
高次は、阿亀の冥福を祈って、おかめ塚を建てたんですね。
奥には、大きなおかめさんが^^
こんなに様々なおかめのお面があるんですね。
今回千本釈迦堂を参拝して、初めておかめさんについて知りました。
霊宝殿の六観音像は非常に珍しい!
それでは、本堂の外へ出て霊宝殿へ向かいたいと思います。
本堂の西側にあるのが、霊宝殿です。
霊宝殿は撮影NGでしたが、重要文化財の仏像などが安置されています。
こちらは千本釈迦堂の六観音で、重要文化財に指定されています。
<引用:大報恩寺公式HPより>
六観音とは、真言宗では、聖(しょう)・千手(せんじゅ)・馬頭(ばとう)・十一面(じゅういちめん)・准胝(じゅんでい)・如意輪(にょいりん)の観音のことを言います。
こちらの六観音も霊宝殿に安置されている仏像のひとつで、6つの観音像なのですが、等身大の六観音像が揃っているのは極めて稀なんだそうです。
そしてこちらが、ぼけ封じ観音菩薩像です。
ぼけ封じの御利益があるそうですよ^^
千本釈迦堂に駐車場はあるの?無料で併設♪
境内の西側には、千本釈迦堂の無料駐車場が併設されています。
乗用車25台が停められます。
駐車場を利用した場合は、西門から境内に入ることができますよ^^
千本釈迦堂の歴史と豆知識
千本釈迦堂は1221年、藤原秀衡(ふじわらのひでひら)の孫であり、比叡山で修行した義空(ぎくう)上人が、藤原光隆(ふじわらのみつたか)の従者・岸高(がんこう)の寄進によって創建したと言われています。
1227年に現在の本堂が建立され、大工の棟梁・高次と自害した妻・おかめの伝説が残されています。
明徳の乱や応仁の乱などの戦火や火災などに幾度も遭いますが、本堂だけは奇跡的に焼失を免れ、京都で最古の建物として国宝にも指定されました。
千本釈迦堂の拝観料は?アクセスなど
- 正式名称:大報恩寺(だいほうおんじ)
- 住所:〒602-8319 京都市上京区七本松通今出川上ル
TEL:075-461-5973 - 拝観時間:9:00~17:00
- 拝観料:大人600円、高校生・大学生500円、中学生・小学生以下400円
- 交通:JR京都駅から市バス50(立命館大学前行)上七軒下車
- 駐車場:無料の併設駐車場あり
編集後記
千本釈迦堂のおかめ桜、御朱印と六観音、駐車場と拝観料についてご紹介しましたが、いかがでしたか?
桜が見頃の時期でしたが、平日だからかあまり人はいませんでした。
大きな寺院ではありませんが、桜がとても綺麗なので、4月は特におすすめです(*‘∀‘)
ぜひ、おかめ桜の美しさを楽しみに、千本釈迦堂へ足を運んでみて下さい♪
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