勧修寺の桜!一番の見頃はいつ?御朱印も頂きました!

勧修寺の桜タイトル用-01

桜の季節になると、あっという間に散ってしまう桜を、今年はどこで見ようか?といつも悩んでしまいます。
2018年も散々悩んだ結果、そうだ京都行こう、で桜のポスターになった勧修寺(かじゅうじ)を訪れました(*´▽`*)

ゆっくりと桜を楽しみながら勧修寺を散策でき、桜はちょうど満開の時を狙って行ったので、最高の見応えでした(´艸`*)

今回は、そんな勧修寺の桜の見頃と御朱印、駐車場についてご紹介します♪

勧修寺の桜並木と築地塀♪

それでは、参道を通って境内へ向かいたいと思います^^

1勧修寺参道

参道の脇に続くのは築地塀(ついじべい)です。

2勧修寺の参道と築地塀

築地塀
泥土をつき固めて作った塀で、特に公家の邸宅や寺院などに見られます。今でも御所や寺院などで見られ、寺では定規筋という白い横線を入れた筋塀を築き、5本(五条)を最高位にして寺格を表すようになりました。

参道の桜並木がとても綺麗でした(*‘∀‘)

3勧修寺の参道の桜

手前が枝垂れ桜、塀の向こうに見えるのがソメイヨシノです。

4勧修寺の枝垂れ桜とソメイヨシノ

桜並木を歩いていくと、勧修寺の山門が見えてきます。

5勧修寺の山門

こちらが山門です。なかなか立派な門ですね。

6勧修寺の山門

山門を内側から見た景色です。

6山門を内側から

山門をくぐると、右手には満開の桜の木が並んでいました。

7山門をくぐったところ

左前方に見えるのが朱印所と勅使門(ちょくしもん)です。

8山門くぐって左前方

勧修寺の庫裏と枝垂れ桜です。

9庫裏と枝垂れ桜

桃色の枝垂れ桜と淡いピンクのソメイヨシノが並んでいました。

10枝垂れ桜とソメイヨシノ

それぞれに良さがあって、とても風情ある景色ですね(*‘∀‘)

勧修寺で御朱印を頂ける場所は?こちら!

こちらが、勧修寺の朱印所です。ここで朱印帳を預け、参拝後に受け取って帰りました。

11朱印所

今回は2種類の御朱印を頂きました~(*´▽`*)

ひとつは、千手観音です。

勧修寺1

そして、もうひとつは御詠歌(ごえいか)です。

勧修寺2

御詠歌とは、巡礼の際、仏さまやそのお寺を讃えるために詠まれる歌のことなんですよ^^

宸殿は、校舎にも使われました!

朱印所のすぐ側には拝観受付があり、その隣には勅使門がありました。

12勅使門?と拝観受付

勅使門をくぐると、広々とした景色が広がっています。

13門をくぐったところ

少し進むと、左手にさざれ石を発見しました^^

14さざれ石

さざれ石は、日本の国歌「君が代」の歌詞に出てきますね。

さらに進んで行くと、右手に宸殿(しんでん)が見えてきます。

15順路(右は宸殿)

宸殿は明正天皇の旧殿を江戸時代(1697年)に東山天皇から下賜されて移築したものです、「明正殿」とも呼ばれています。

16宸殿

明治5年に勧修寺小学校が開校した時には、ここが校舎になったようです^^

残念ながら宸殿は中には入れません。

水戸黄門寄進の勧修寺灯籠がありました♪

勧修寺の書院です。江戸初期の書院造で、一の間にある勧修寺棚(かじゅうじだな)は珍しいそうです。

17書院

勧修寺棚
ケヤキの1枚板からなる3つの棚のうち、中央が1段高い左右対称の優美な姿を見せ、安定感のある空間を構成しています

勧修寺燈籠と、左にはハイビャクシン、向こうには満開の桜が並んでいるのが見えました。

18勧修寺燈籠とハイビャクシンと桜

ハイビャクシンは樹齢750年にもなるそうです。

18樹齢750年のハイビャクシン

こちらは、水戸黄門(みとこうもん)寄進の勧修寺灯籠です。

18水戸黄門寄進の勧修寺灯籠

伏した竜に似ていると言われる老梅の幹です。

18老梅の幹(伏した竜に似ているらしい)

勧修寺の桜!見頃はいつがいい?

勧修寺の桜の見頃は、例年は3月下旬~4月上旬です。

19観音堂(大悲閣)と桜

観音堂と桜がとても美しいですね♪

20勧修寺の観音堂

20桜アップ

観音堂のまわりにも桜が咲いていました。

こちらは、少し色が濃い桜です。

20色の濃い桜

今回、勧修寺を訪れたのは2018年3月29日です。2018年はこんな感じだったんだなーと参考にしてくださいね。

勧修寺の観音堂と桜の絶景コラボ!

こちらが、昭和初期に建てられた勧修寺の観音堂(大悲閣)です。

21大悲閣と桜

桜が見頃で、勧修寺の景色がとても華やかに見えました。

22勧修寺の観音堂と桜

ポスターにもなった観音堂と桜のコラボはさすがの美しさです!

23大悲閣と桜

やっぱり桜には青空が合いますね(*‘∀‘)

24勧修寺の大悲閣と桜

25勧修寺の観音堂

引いて写真を撮ると人が写ってしまうのですが、、、

26引いて撮ると人が写る

奇跡的に誰もいない瞬間を写真に収めることができました(*´▽`*)

27奇跡的に人がいない

観音堂の周りでは、撮影する人が観音堂に近寄りすぎないように配慮しているので、あまり人が写り込まないように撮影できました。

28観音堂を近くから

本当はもう少し引いた写真も撮りたかったのですが、そこはなかなか難しかったです(;´Д`)

扉の間から観音堂の内部、観音菩薩が見えました。

29観音堂の内部

桜が本当に綺麗ですね~。

30勧修寺の桜

こちらは、観音堂の裏側です。

31観音堂の裏側

うしろから写真を撮ってみました。

31大悲閣を後ろから

氷室池は国内有数の古さ

こちらは勧修寺の氷室(ひむろ)池です。

32勧修寺の氷室池

この氷室池を中心に回遊式の庭園があります。

33氷室池

氷室池は9世紀に勧修寺ができる前からあったとされ、国内有数の古い池なんですよ^^
平安時代には、この池に張る氷の厚さで、その年の五穀豊穣を占ったと言われています。

氷室池を散策してみます♪

34氷室池散策

近年は水鳥が多く飛来するため、山科区内の定点観測地になっているそうです。

こんな看板もありました。

35危険を促す看板

大いに危険らしいですが、せっかくなので先に進みましょう。
看板の先も散策は可能なので、足元に気をつけて進んでくださいね。

鬱蒼としています。

36鬱蒼としている

これは、、、壊れた灯籠でしょうか?

37壊れた灯籠?

ここにも、危険を促す看板がありました。

38また危険を促す

途中、短い石橋を渡って小島に行くことができますが、小島には亀趺(亀の台座)がありました。亀の上にのった円柱形の石碑には、「書聖小野道風公 玉毫出垚之詩跡」と刻まれているんですよ^^

39?

池の向こうに、先ほどの観音堂が見えました。

40池の向こうに観音堂

小さな観音様でしょうか。

41観音さま?

42謎の石たち

小野道風(おののとうふう)は、花札の絵柄としても描かれている人物なんだそうですよ^^

43第十三番

こちらは弁天堂です。

44弁天堂

氷室池と観音堂です。

45氷室池と観音堂

こうして見ると、氷室池も明るく見えますね。

謎の五重塔と明王様でしょうか。

46謎の五重塔と明王様?

47明王様アップ

謎の石碑やお地蔵さん、仏様などが多くあり、独特でした。立派ではないものの、かえってリアルな感じで、昔の人が熱心に拝んでいたような気がしました。

こちらは遺跡のようにも見えますが、何かは分かりません。
明らかに何かの跡なのですが特に説明もなく雑然としていて、、、有名なわりには少し変わった寺院だなと思いました。

48遺跡?

こんな所に、仏様が。

48仏様

修行大師像です。

49修行大師像

修行大師像も、こんなに綺麗な桜を眺めているんですね~^^

50修行大師と桜

氷室池の周囲はあまり手をかけていないように見え、やや荒れ気味だったように思います。
また、謎の石碑やお地蔵さん、仏様などが多くあり、とても不思議な空間でした。

本堂内部は撮影可能でした♪

池から少し離れた所に、五大堂があります。

51五大堂

五大堂前にも桜が咲いていました。

51五大堂前の桜

桃色の桜と、向こうに見えるのが宸殿です。

53色の濃い桜(奥は宸殿)

桜の奥にあるのが宸殿で、左の建物は重要文化財書院です。

54桜と宸殿(左は書院)

お坊さんも撮影していましたよ^^

55お坊さんも撮影

本堂の側面に来ました。

56本堂側面

そしてこちらが、勧修寺の本堂です。

57勧修寺の本堂

本堂の扁額です。

58本堂の額

本堂の内部は撮影OKでした^^

59本堂の内部

本堂から庭園を見ると、ここからも桜が見えました。

60本堂から見た庭園

こちらの渡り廊下を通って書院へ行くことができます。

61渡り廊下を通って書院へ

書院は後西天皇の旧殿を賜ったものとされているそうです。書院は特別公開でしたので、また別の記事でまとめますね!

小さな桜を発見しました~(*´▽`*)

62小さな桜

可愛らしいですね(´艸`*)

勧修寺に駐車場はあるの?無料で併設♪

こちらは駐車場です。

63勧修寺駐車場1

勧修寺には無料駐車場が併設されています。

64勧修寺駐車場2

車はこちらの駐車場のほかに、山門をくぐってすぐの場所にも停められるそうです。

勧修寺の歴史と豆知識

勧修寺は900年、醍醐天皇(だいごてんのう)が生母の藤原胤子(つぎこ)を追悼するため、胤子の祖父・宮道弥益(みやじいやます)の邸宅跡を寺に改めたものです。

その際、胤子の父、藤原高藤( ふじわらのたかふじ)のおくり名をとって勧修寺と名づけました。

開山は東大寺出身の法相宗の僧、承俊(しょうしゅん)です。宮道邸だったとき、すでに庭園には池があったようです。

勧修寺は「かじゅうじ」と読みますが、地名の場合は「かんしゅうじ」と読むそうです。ややこしいですねΣ(゚Д゚)

勧修寺の拝観料は?アクセスなど

勧修寺:詳細データ
  • 正式名称:勧修寺
  • 住所:〒607-8226 京都市山科区勧修寺仁王堂町27-6
    TEL:075-571-0048
  • 拝観時間:9:00~16:00
  • 拝観料:高校生以上400円、小中学生200円
  • 交通:京阪バス『小野』下車、徒歩10分
  • 駐車場:無料駐車場が併設。普通車50台

編集後記

勧修寺の桜の見頃と御朱印、駐車場についてご紹介しましたが、いかがでしたか?

今回は平日の朝、早めに行ったので人も少なめで、落ち着いて参拝することができました^^
また、満開の桜が本当に綺麗で、門跡寺院ならではの築地塀が立派だなーという印象を受けました。

敷地はなかなか広い寺院ですが、内部拝観可能な建物はそんなに多くはないので、1時間ほどで回れます。ただ、今回は池も含めてじっくり見てまわったので、2時間近くかかりました。

ポスターにもなった観音堂と桜の景色は素晴らしいので、一見の価値アリです。
ぜひ、桜の季節に参拝に訪れてみて下さいね♪

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