桜の季節になると、あっという間に散ってしまう桜を、今年はどこで見ようか?といつも悩んでしまいます。
2018年も散々悩んだ結果、そうだ京都行こう、で桜のポスターになった勧修寺(かじゅうじ)を訪れました(*´▽`*)
ゆっくりと桜を楽しみながら勧修寺を散策でき、桜はちょうど満開の時を狙って行ったので、最高の見応えでした(´艸`*)
今回は、そんな勧修寺の桜の見頃と御朱印、駐車場についてご紹介します♪
勧修寺の桜並木と築地塀♪
それでは、参道を通って境内へ向かいたいと思います^^
参道の脇に続くのは築地塀(ついじべい)です。
参道の桜並木がとても綺麗でした(*‘∀‘)
手前が枝垂れ桜、塀の向こうに見えるのがソメイヨシノです。
桜並木を歩いていくと、勧修寺の山門が見えてきます。
こちらが山門です。なかなか立派な門ですね。
山門を内側から見た景色です。
山門をくぐると、右手には満開の桜の木が並んでいました。
左前方に見えるのが朱印所と勅使門(ちょくしもん)です。
勧修寺の庫裏と枝垂れ桜です。
桃色の枝垂れ桜と淡いピンクのソメイヨシノが並んでいました。
それぞれに良さがあって、とても風情ある景色ですね(*‘∀‘)
勧修寺で御朱印を頂ける場所は?こちら!
こちらが、勧修寺の朱印所です。ここで朱印帳を預け、参拝後に受け取って帰りました。
今回は2種類の御朱印を頂きました~(*´▽`*)
ひとつは、千手観音です。
そして、もうひとつは御詠歌(ごえいか)です。
御詠歌とは、巡礼の際、仏さまやそのお寺を讃えるために詠まれる歌のことなんですよ^^
宸殿は、校舎にも使われました!
朱印所のすぐ側には拝観受付があり、その隣には勅使門がありました。
勅使門をくぐると、広々とした景色が広がっています。
少し進むと、左手にさざれ石を発見しました^^
さざれ石は、日本の国歌「君が代」の歌詞に出てきますね。
さらに進んで行くと、右手に宸殿(しんでん)が見えてきます。
宸殿は明正天皇の旧殿を江戸時代(1697年)に東山天皇から下賜されて移築したものです、「明正殿」とも呼ばれています。
明治5年に勧修寺小学校が開校した時には、ここが校舎になったようです^^
残念ながら宸殿は中には入れません。
水戸黄門寄進の勧修寺灯籠がありました♪
勧修寺の書院です。江戸初期の書院造で、一の間にある勧修寺棚(かじゅうじだな)は珍しいそうです。
勧修寺燈籠と、左にはハイビャクシン、向こうには満開の桜が並んでいるのが見えました。
ハイビャクシンは樹齢750年にもなるそうです。
こちらは、水戸黄門(みとこうもん)寄進の勧修寺灯籠です。
伏した竜に似ていると言われる老梅の幹です。
勧修寺の桜!見頃はいつがいい?
勧修寺の桜の見頃は、例年は3月下旬~4月上旬です。
観音堂と桜がとても美しいですね♪
観音堂のまわりにも桜が咲いていました。
こちらは、少し色が濃い桜です。
今回、勧修寺を訪れたのは2018年3月29日です。2018年はこんな感じだったんだなーと参考にしてくださいね。
勧修寺の観音堂と桜の絶景コラボ!
こちらが、昭和初期に建てられた勧修寺の観音堂(大悲閣)です。
桜が見頃で、勧修寺の景色がとても華やかに見えました。
ポスターにもなった観音堂と桜のコラボはさすがの美しさです!
やっぱり桜には青空が合いますね(*‘∀‘)
引いて写真を撮ると人が写ってしまうのですが、、、
奇跡的に誰もいない瞬間を写真に収めることができました(*´▽`*)
観音堂の周りでは、撮影する人が観音堂に近寄りすぎないように配慮しているので、あまり人が写り込まないように撮影できました。
本当はもう少し引いた写真も撮りたかったのですが、そこはなかなか難しかったです(;´Д`)
扉の間から観音堂の内部、観音菩薩が見えました。
桜が本当に綺麗ですね~。
こちらは、観音堂の裏側です。
うしろから写真を撮ってみました。
氷室池は国内有数の古さ
こちらは勧修寺の氷室(ひむろ)池です。
この氷室池を中心に回遊式の庭園があります。
氷室池は9世紀に勧修寺ができる前からあったとされ、国内有数の古い池なんですよ^^
平安時代には、この池に張る氷の厚さで、その年の五穀豊穣を占ったと言われています。
氷室池を散策してみます♪
近年は水鳥が多く飛来するため、山科区内の定点観測地になっているそうです。
こんな看板もありました。
大いに危険らしいですが、せっかくなので先に進みましょう。
看板の先も散策は可能なので、足元に気をつけて進んでくださいね。
鬱蒼としています。
これは、、、壊れた灯籠でしょうか?
ここにも、危険を促す看板がありました。
途中、短い石橋を渡って小島に行くことができますが、小島には亀趺(亀の台座)がありました。亀の上にのった円柱形の石碑には、「書聖小野道風公 玉毫出垚之詩跡」と刻まれているんですよ^^
池の向こうに、先ほどの観音堂が見えました。
小さな観音様でしょうか。
小野道風(おののとうふう)は、花札の絵柄としても描かれている人物なんだそうですよ^^
こちらは弁天堂です。
氷室池と観音堂です。
こうして見ると、氷室池も明るく見えますね。
謎の五重塔と明王様でしょうか。
謎の石碑やお地蔵さん、仏様などが多くあり、独特でした。立派ではないものの、かえってリアルな感じで、昔の人が熱心に拝んでいたような気がしました。
こちらは遺跡のようにも見えますが、何かは分かりません。
明らかに何かの跡なのですが特に説明もなく雑然としていて、、、有名なわりには少し変わった寺院だなと思いました。
こんな所に、仏様が。
修行大師像です。
修行大師像も、こんなに綺麗な桜を眺めているんですね~^^
氷室池の周囲はあまり手をかけていないように見え、やや荒れ気味だったように思います。
また、謎の石碑やお地蔵さん、仏様などが多くあり、とても不思議な空間でした。
本堂内部は撮影可能でした♪
池から少し離れた所に、五大堂があります。
五大堂前にも桜が咲いていました。
桃色の桜と、向こうに見えるのが宸殿です。
桜の奥にあるのが宸殿で、左の建物は重要文化財の書院です。
お坊さんも撮影していましたよ^^
本堂の側面に来ました。
そしてこちらが、勧修寺の本堂です。
本堂の扁額です。
本堂の内部は撮影OKでした^^
本堂から庭園を見ると、ここからも桜が見えました。
こちらの渡り廊下を通って書院へ行くことができます。
書院は後西天皇の旧殿を賜ったものとされているそうです。書院は特別公開でしたので、また別の記事でまとめますね!
小さな桜を発見しました~(*´▽`*)
可愛らしいですね(´艸`*)
勧修寺に駐車場はあるの?無料で併設♪
こちらは駐車場です。
勧修寺には無料駐車場が併設されています。
車はこちらの駐車場のほかに、山門をくぐってすぐの場所にも停められるそうです。
勧修寺の歴史と豆知識
勧修寺は900年、醍醐天皇(だいごてんのう)が生母の藤原胤子(つぎこ)を追悼するため、胤子の祖父・宮道弥益(みやじいやます)の邸宅跡を寺に改めたものです。
その際、胤子の父、藤原高藤( ふじわらのたかふじ)のおくり名をとって勧修寺と名づけました。
開山は東大寺出身の法相宗の僧、承俊(しょうしゅん)です。宮道邸だったとき、すでに庭園には池があったようです。
勧修寺は「かじゅうじ」と読みますが、地名の場合は「かんしゅうじ」と読むそうです。ややこしいですねΣ(゚Д゚)
勧修寺の拝観料は?アクセスなど
- 正式名称:勧修寺
- 住所:〒607-8226 京都市山科区勧修寺仁王堂町27-6
TEL:075-571-0048 - 拝観時間:9:00~16:00
- 拝観料:高校生以上400円、小中学生200円
- 交通:京阪バス『小野』下車、徒歩10分
- 駐車場:無料駐車場が併設。普通車50台
編集後記
勧修寺の桜の見頃と御朱印、駐車場についてご紹介しましたが、いかがでしたか?
今回は平日の朝、早めに行ったので人も少なめで、落ち着いて参拝することができました^^
また、満開の桜が本当に綺麗で、門跡寺院ならではの築地塀が立派だなーという印象を受けました。
敷地はなかなか広い寺院ですが、内部拝観可能な建物はそんなに多くはないので、1時間ほどで回れます。ただ、今回は池も含めてじっくり見てまわったので、2時間近くかかりました。
ポスターにもなった観音堂と桜の景色は素晴らしいので、一見の価値アリです。
ぜひ、桜の季節に参拝に訪れてみて下さいね♪
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