毘沙門堂(びしゃもんどう)は、山科にある天台宗の門跡寺院です。
秋の紅葉が美しく、特に散り紅葉の頃の勅使坂(ちょくしざか)が真っ赤に染まる景色は圧巻で、たくさんの観光客が訪れる名所となっています。
そんな毘沙門堂の紅葉を見てみたい!と思い、今回の訪問に至りましたが、残念ながら紅葉の見頃は過ぎていました(;´Д`)
また、内部は撮影禁止だったため写真でご覧頂けない部分もありますが、紅葉だけではない毘沙門堂の魅力が満載です!
そこで今回は、毘沙門堂の紅葉、駐車場と御朱印についてご紹介しますので、どうぞお付き合いください♪
毘沙門堂の紅葉!見頃はいつがいい?
今回は「そうだ京都、行こう」のページにあった見頃の時期に合わせ、12/1に訪れたのですが、紅葉を楽しむには遅めの訪問になってしまいました( ノД`)
なので、紅葉を楽しみたいなら、11月中~下旬頃が良さそうです。
2017年の12/1の様子をご紹介していきますので、こんな感じだったのか~と参考にしてくださいね^^
毘沙門堂に駐車場はあるの?無料で併設♪
毘沙門堂には、無料駐車場が併設されています。
こちらが毘沙門堂の駐車場です。
とても広い駐車場だったので、利用しやすいと思います^^
毘沙門堂の紅葉は勅使坂が美しい♪
駐車場から境内へ向かうと、まず薬医門(やくいもん)のあたりに出ます。
薬医門をくぐると、宸殿(しんでん)があります。
こちらは、薬医門からの景色です。
階段を下りた所から薬医門を見上げてみました^^
薬医門前の紅葉が綺麗でしたよ♪
薬医門から東へ行くと、勅使門(ちょくしもん)が見えてきます。
こちらは勅使坂といって、散り紅葉が綺麗で有名な撮影スポットなんです(*´▽`*)
真っ赤な葉が地面を埋め尽くし、真っ赤な絨毯のようになる景色は、圧巻の美しさ!
ただ、今回は少し遅めだったのか、残念ながら真っ赤な紅葉の絨毯…とまではいきませんでした(;´Д`)
それでも、参道の左側は紅い葉で覆われていて、とても綺麗でしたよ(*‘∀‘)
坂の下から写真を撮る人もたくさんいました。
仁王門では阿吽の仁王がお出迎え!
ここから、仁王門(におうもん)方面へ向かいます。
仁王門の参道を上って行きましょう♪
まっすぐのびた階段の向こうに、仁王門が見えます。
仁王門付近は、散り紅葉で地面が埋め尽くされるほどでしたよ~^^
こちらが、毘沙門堂の仁王門です。
本堂への表門で、毘沙門堂が再建された1665年に建立されたといわれています。
仁王門の左右には阿吽の仁王が安置されていました。
仁王門をくぐると、本堂が見えます。
毘沙門天が祀られている本堂は、2013年に修復されたばかりで、色鮮やかな姿を見ることができます。
仁王門を内部から見た様子です。朱塗りの門が鮮やかですね~。
こちらが、毘沙門堂の唐門です。
唐門の模様です。
毘沙門堂で御朱印を頂ける場所は?こちら!
本堂から撮影した、拝観受付です。
こちらの拝観受付で、毘沙門堂の御朱印を頂くことができます。
こちらが頂いた毘沙門堂の御朱印です。
毘沙門天王と書いてありますね^^
本堂から見える毘沙門堂の紅葉も美しい♪
こちらは、本堂の西側から霊殿の方を見た景色です。
屋根には可愛らしい装飾が(*‘∀‘)
左に見えるゾウさんの顔が、、、なんとも愛嬌のある顔ですね(笑)
本堂東側から、向こうに見えるのが弁天堂です。
弁天堂のまわりは、紅葉が綺麗でした(*´▽`*)
見頃だったらもっと鮮やかな景色だったのでしょうか。
紅葉した木々と、弁天堂の側にある池の散り紅葉も綺麗でした^^
池には小さな橋が架かっていました。
霊殿の不思議な天井龍!
それでは、次に霊殿(れいでん)へ向いましょう♪ここから、拝観券が必要なエリアになります。
こちらが霊殿の廊下で、右側が霊殿になっています。
霊殿は1563年、御所の御霊屋として建てられましたが、その後移築されました。
中央には阿弥陀如来が祀られ、歴代の影像や位牌も安置されています。
霊殿の内部には、守護龍である天井龍があります。
天井龍は狩野主信(かのう もりのぶ)の作で、龍と目を合わせた状態で部屋の内部を移動すると、不思議と龍の目や顔の向きが変わります。本当に不思議でした(^_^;)
晩翠園は散り紅葉でした
それでは、霊殿から宸殿(しんでん)へ向いましょう。
木の向こうに見えるのが宸殿です。
霊殿と宸殿をつなぐ渡り廊下を、宸殿側から撮ってみました。
宸殿は、御所にあった後西天皇の旧殿を1693年に移築したものです。
玄関付近の廊下には「板戸の衝立」がありました。鯉の絵が描かれた衝立で、こちらも鯉と目を合わせながら移動してみると、ずっと目があい続ける不思議な絵でした。錯覚なんでしょうけど面白かったです^^
宸殿から、本堂も見えましたよ。
宸殿前の廊下と、その前には枝垂れ桜の木がありました。
この枝垂れ桜、春には綺麗な花を咲かせるそうなので、また桜の季節に訪れたいですね(*´▽`*)
宸殿の廊下を通っていくと、、、
晩翠園(ばんすいえん)があります。
江戸初期の、谷川の水を引いて滝を造った回遊式庭園で、奥には観音堂が見えます。
晩翠園もだいぶ散り紅葉でしたが、それでもまだ綺麗でした。
見頃だったら、もっと美しいのでしょうね~( *´艸`)
晩翠園の手水鉢です。
こちらの手水鉢は銘器で、一品公弁法親王(こうべんほっしんのう)が好んだ鞍馬自然石の手洗いなんだそうですよ^^
手水鉢の手前の紅葉が、オレンジと赤でステキでした。
弁天堂へ向いました♪
外へ出て弁天堂へ向うと、鳥居がありました。
こちらも落葉はしていましたが、まだまだ紅葉が鮮やかで綺麗な景色でしたよ^^
本堂と、オレンジ色の紅葉がまたステキですね!
弁天堂のうしろには、湧水が、、、
こちらの弁天堂には、高台弁財天が祀られています。
鳥居の内側からの眺めも、散り紅葉ながらまだまだ綺麗ですね♪
最後に、、、極彩色(ごくさいしき)の本堂です。
これで、毘沙門堂の拝観はおしまいです^^
毘沙門堂の歴史と豆知識
毘沙門堂は703年、文武天皇(もんむてんのう)の勅願により、僧行基(ぎょうき)によって開かれた天台宗五箇室門跡の一つです。
焼失、再興、移転ののち、応仁の乱で再び焼失しますが、1665年に現在の場所に再興しました。
天台宗の宗祖である、伝教大師・最澄(さいちょう)が自ら刻んだと言われている毘沙門天を本尊として祀ることから、毘沙門堂の名前がついたそうです。
毘沙門堂の拝観料は?アクセスなど
- 正式名称:毘沙門堂
- 住所:京都市山科区安朱稲荷山町18
TEL:075-581-0328 - 拝観時間:8:30~17:00
- 拝観料:境内拝観無料、殿舎・宸殿500円
- 交通:JR東海道本線(琵琶湖線)、地下鉄東西線「山科駅」下車徒歩約20分
- 駐車場:併設の無料駐車場あり
編集後記
いかがでしたか?毘沙門堂の紅葉、駐車場と御朱印についてご紹介しました♪
あまり規模は大きくなかった印象ですが、紅葉が綺麗な門跡寺院です。
紅葉が見頃だったら、もっともっと美しい景色が楽しめたんだろうな~と思います^^
勅使坂の散り紅葉もリベンジしたいですが、、、
個人的には、宸殿前の庭園にあった枝垂れ桜も気になっているので、ぜひ桜の季節にも訪れてみたいですね。
また次回の楽しみができた毘沙門天の拝観でした(*‘∀‘)
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