今回訪れたのは、「そうだ京都行こう」で桜の見頃ページに出ている寺社の1つ、妙満寺(みょうまんじ)です。
そんなに広い境内ではありませんが、雪の庭や仏舎利塔など見どころがたくさんあり、桜がとても綺麗で、散策するのが楽しい寺院でした。
今回は、そんな妙満寺の御朱印、雪の庭、拝観料と駐車場についてご紹介したいと思います♪
とても綺麗だった桜については、こちら↓の記事でご紹介しています^^
妙満寺の桜を写真でご紹介♪見頃はいつ?妙満寺の梵鐘には安珍・清姫の伝説が!
妙満寺にやって来ました(*‘∀‘)奥に見えるのが、妙満寺の山門です。
山門の前には池がありました。
それでは、山門をくぐって中へ入ってみましょう♪
山門をくぐると、右手には参道が続いていて、休憩所などがあります。
山門を内側から見た景色です。
山門をくぐってすぐ右手には、水屋の手水があります。
山門をくぐって左手にあるのが、妙満寺の鐘楼です。
鐘といえば、妙満寺には安珍(あんちん)・清姫(きよひめ)の鐘といって、和歌山県の道成寺(どうじょうじ)にあったとされる安珍・清姫伝説ゆかりの梵鐘(ぼんしょう)があるんですよ。
その鐘については、またのちほどご紹介しますね^^
妙満寺で御朱印を頂ける場所は?こちら!
山門から参道をまっすぐ進むと、右手に妙満寺の本坊があります。
こちらが本坊の玄関になっています。
本坊と隣接しているのが、妙満寺の方丈(寺務所)です。
寺務所を入ってすぐの所で、妙満寺の御朱印を頂くことができます。
こちらは内部拝観の受付にもなっているのですが、受付のお坊さんの感じがとても良く、笑顔&丁寧な説明でした。なかなか笑顔でって少ないんですよね。
そしてこちらが、今回頂いた御朱印です。
最初に御朱印帳を預けておいて、帰りに受け取りました^^
ブッダガヤ大塔を模した妙満寺の仏舎利塔!
こちらは、方丈前の写真です。
手前にあるのが、天正時代に架けられた五条大橋の橋脚です。
奥に見えるのが、能阿弥(のうあみ)が定めた京都七名水のひとつ、中川の井です。
参道を挟んで反対側には、仏舎利塔(ぶっしゃりとう)がそびえ立っていました。
仏舎利塔は、1973年、インド・ブッダガヤ大塔をかたどって建立されました。
この塔の最上階には仏舎利が安置されています。
仏舎利塔の内部です。
壁にはたくさんのお釈迦様の仏像が^^
塔のうしろへまわると、金剛宝座(こんごうほうざ)がありました。
金剛宝座は、お釈迦さまが悟りを開かれた場所なんだそうですよ~。
妙満寺の雪の庭は雪月花三名園の一つ♪
仏舎利塔の近く、山門からまっすぐ参道を進んだ一番奥にあるのが、妙満寺の本堂です。
本堂には、本尊である釈迦多宝仏が安置されています。
本堂の向拝です。妙満寺の提灯がありますね。
扁額には、妙満寺の山号である「妙塔山(みょうとうざん)」と書かれていました。
本堂が階段を上がった所に建っている事もあって、本堂前から境内を眺めると、なかなかいい景色です(*´▽`*)
写真中央あたりに成就院(じょうじゅいん)や正行院(しょうぎょういん)などの塔頭があるのですが、拝観はできませんでした。
それでは、受付をすませ、内部拝観に向かいたいと思います♪
内部拝観(本堂~本坊、鐘のある展示室、大書院)は、残念ながら撮影禁止でした(;´Д`)
こちらが、本坊の庭園、雪の庭です。雪の庭は撮影がOKでした^^
妙満寺が旧地にあった時、塔頭・成就院の庭として造られたものを、移したものなんですよ。
造営当時のまま移築された雪の庭は、石畳と白砂が美しい枯山水庭園です。
緑も多く、とてもいい眺めです( *´艸`)
雪の庭は、俳諧の祖として有名な松永貞徳(まつなが ていとく)の造営で、清水寺の「月の庭」、北野の「花の庭」(現存していません)と並び、雪月花三名園のひとつとされています。
貞徳は1629年11月25日、妙満寺を会場に正式俳諧興行として「雪の会」を開催し、俳諧は独立した文芸として認められました。
そして、のちに松尾芭蕉(まつお ばしょう)や与謝蕪村(よさ ぶそん)などを輩出することになったんです^^
妙満寺は、俳諧(俳句)の地といえるんですね。
雪の庭の手水です。
<パノラマ写真>
雪の庭をあとにして本坊から奥へ進むと、展示室があります。
こちらの展示室にある鐘が、さきほども少しご紹介した安珍・清姫の鐘です。
しかし安珍は参拝中の身なので、その気持ちに応えることはできません。帰りにもう一度立ち寄るからと約束しますが、安珍が戻ることはありませんでした。安珍に騙されたと知った清姫は、あとを追いかけます。そして、激怒のあまり蛇に変化し、道成寺で鐘ごと安珍を焼き殺してしまいました。
清姫はどうしてそこまで怒ったんでしょうね(^_^;)
数百年ののち、豊臣秀吉(とよとみ ひでよし)の家臣である仙石秀久(せんごく ひでひさ)が山中に捨てられたこの鐘を見つけます。秀久は合戦の合図にこの鐘を利用したあと、京都に持ち帰り、妙満寺に納めたそうです。
展示室を抜けると、大書院があります。
大書院の向拝です。
外から見ると、桜の木があり、大書院が華やかに見えます。
桜がとても綺麗ですね。
右に見えるのが、修行道場です。
さすが、「そうだ京都行こう」でも紹介されているだけあって、とても美しい景色でした(*´▽`*)
さらに、桜ばかり集めた記事を作成しました。良かったらご覧ください♪
妙満寺の桜を写真でご紹介♪見頃はいつ?妙満寺に駐車場はあるの?無料で併設♪
妙満寺には無料の駐車場が併設されています。
妙満寺の駐車場です。
山門を出て左に行くと、こちらの駐車場があります。
妙満寺の歴史と豆知識
妙満寺は、1389年に日什大正師(にちじゅうだいしょうし)が法華堂を創建し、根本道場としたのがはじまりだと言われています。
その後、火災などによって場所を転々としますが、1542年に再建、1583年には豊臣秀吉によって寺町二条に移されました。
そして1968年、街中の喧騒から離れるために、現在の地に移りました。
桜や、山門の前に咲き誇るツツジ、池の睡蓮も美しい寺院です。
妙満寺の拝観料は?アクセスなど
- 正式名称:妙満寺
- 住所: 〒606-0015 京都市左京区岩倉幡枝町91
TEL:075-791-7171 - 拝観時間:境内6:00~17:00、本坊9:00~16:00
- 拝観料:本坊 大人500円、小中学生350円
- 交通:京都バス 幡枝下車、徒歩3分
- 駐車場:無料駐車場が併設
編集後記
いかがでしたか?
妙満寺の御朱印、雪の庭、拝観料と駐車場についてご紹介しました^^
仏舎利塔はエキゾチックな印象で、独特の雰囲気のあるお寺だなーと思いました。
歴史のあるお寺なのですが、なぜか新興宗教っぽい印象があります。1968年にこの地に引っ越された(遷堂)からかもしれません。移築したもの以外は新しいということですね。
妙満寺には、桜のほかにも、つつじ園やもみじ園があるので、そちらも見頃のころにぜひ見てみたいなーと思いました。
みなさんも、ぜひ足を運んでみてください♪
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