仁和寺の見どころは?御朱印はどこで頂けるの?

仁和寺の見どころと御朱印-01

京都には数多くの世界遺産が存在しますが、仁和寺(にんなじ)もそのひとつです。

遅咲きの桜で有名な桜の名所でもあり、境内の建物のほとんどが国宝重要文化財に指定されていて、文化財の宝庫でもあります。

世界遺産を巡るのが好きな私にとっては、決して欠かせない場所のひとつが仁和寺でした。

今回はそんな仁和寺の見どころ、仁和寺の御朱印についてご紹介したいと思います♪

仁和寺に駐車場はあるの?有料で併設♪

仁和寺には有料駐車場が併設されています。
普通車1回500円です。

1仁和寺駐車場

普通車は100台停められるので余裕がありますが、特にお花見の期間などは、周辺道路も含めて混雑が予想されるので、余裕をもってお出かけくださいね^^

京の三大門の一つ!二王門

北野線御室仁和寺駅から北にまっすぐ進むと、徒歩約3分で、仁和寺の正面にある二王門に到着します。

2二王門

二王門は重要文化財にも指定されていて、高さ18.7m、知恩院の三門南禅寺の三門とともに京都三大門のひとつに数えられているんですよ(*´▽`*)

重厚感たっぷりの立派な門ですね~。

3二王門

門の左右には阿吽の金剛力士像と、その後ろには唐獅子像が待ち構えています。

こちらは金剛力士像「吽」の方ですね。

4仁王像吽

う~ん、、、なんとも威圧感のあるお姿。

5仁王像吽全体

こういう像に出会うと、わが家の子供たちは足早に過ぎていきます(;´∀`)

唐獅子像です。

6笑っているような狛犬

なんだか、笑っているようですね^^

そして、こちらが金剛力士像の「阿」です。

6仁王像阿

さきほどの「吽」と同じく、かなりの威圧感ですね(笑)

それでは、二王門をくぐって中に入ってみましょう♪

7二王門をくぐる

振り返ってみると、、、

8二王門中から

やっぱり大きくて立派ですね。

二王門を入ってすぐの所に拝観受付があり、その横に本坊表門が見えます。

8拝観受付と本坊表門

本坊表門の少し先には、勅使門(ちょくしもん)があります。

9勅使門

勅使門は、天皇の勅使をお迎えするための門です。

9勅使門2

実際に訪れたら、細部まで施された彫刻装飾にも注目してみて下さいね。

仁和寺の境内案内図を発見しました~。

10仁和寺境内地図

こうして見ると、結構な広さですね!

趣きの違う南庭と北庭が魅力!御殿

本坊表門を通って、御殿の方へ行ってみましょう。

10本坊表門

御殿の敷地内は清涼感があり、とてもきれいに整備されている感じでした。

11御殿敷地内1

向こうに見える建物が、御殿への入り口ですね。

12御殿敷地内2

右側には、皇族門が見えました。

13右手には皇族門

では早速、大玄関から御殿へ入りましょう。

MEMO
こちらの大玄関を入ってすぐ左前方で、「旧御室御所」の御朱印を頂けます(後述)。

14大玄関

まず、こちらで靴を脱ぎます。

15大玄関で靴を脱ぐ

仁和寺は華道御室流の家元でもあるため、御室流生花が飾られていました。

16御室流生花

世界遺産に登録されているという認定書でしょうか。

17世界遺産

この廊下が、白書院(しろしょいん)へ続いています。

18白書院へ続く廊下

白書院に辿り着きました。

19白書院到着

ここから眺める南庭、とても落ち着く空間で、心地良いです(´艸`*)

20白書院からの南庭1

左側に見える建物は宸殿(しんでん)です。

20白書院からの宸殿と南庭

庭園の次は、白書院の内部を見てみましょう^^

白書院の襖絵です。

21白書院内部の襖絵

福永晴帆の松の絵が部屋全体に描かれているんですよ。

宸殿へ続く御殿回廊です。

22宸殿へ続く廊下

手水を発見しました~。

23手水

売店もありましたよ^^

24内部に売店

現在、観音堂が370年ぶりの大規模修理を行っている最中ということで、瓦の奉納も受け付けていました!

25瓦の奉納

一般奉納は瓦1枚5,000円、参拝の記念や想い出に、メッセージなどを自由に書ける想い出瓦奉納は、瓦1枚2,000円です。

数百年に一度しかない機会なので、興味のある方はぜひ奉納してみて下さいね(*´▽`*)

御殿回廊から眺める中庭です。

26中庭

宸殿の縁側に来ました。

27宸殿の縁側

こちらの宸殿は、儀式などの際に使用される御殿の中心建物です。

1887年に焼失したため、現在の建物は1914年に再建されました。

28宸殿内部

宸殿内部の襖や壁などには、四季の風景や雁などが描かれているんですよ^^

こちらは襖絵です。

29宸殿の襖絵

どれも見事ですね~。

29宸殿内部

29宸殿内部2

宸殿の北側にある、北庭に到着しました。

30北庭到着

向こう側に、五重塔が見えましたよ(*‘∀‘)

31北庭

北庭には池があり、南庭とはまた違う雰囲気の庭園ですね。

こちらの庭園も、ボーっとして思わず時間が過ぎてしまうような、癒される場所でした^^

31北庭2

宸殿の西側にある、黒書院(くろしょいん)の縁側です。

33黒書院縁側

やっぱり、縁側って落ち着きますね~。

黒書院からさらに進むと、霊明殿(れいめいでん)が見えてきます。

34霊明殿

渡り廊下を進んで、霊明殿へ行ってみましょう。

36霊明殿への渡り廊下

霊明殿から見た渡り廊下です。

37霊明殿から渡り廊下

霊明殿は、喜多院の本尊であった薬師如来坐像を安置するため、1911年に建てられました。

38霊明殿内部

この薬師如来坐像は、国宝にも指定されているんですよ^^

遅咲きで有名な国の名勝!御室桜

御殿から出て、二王門の正面をまっすぐ行くと、中門(ちゅうもん)が見えてきます。

40中門

中門の右側には持国天(じこくてん)像、左側には多聞天(たもんてん)像が安置されています。

こちらは持国天像です。

41中門の仁王像

これは、天邪鬼(あまのじゃく)を踏みつけている所だそうです。

こちらが多聞天像です。

42中門の仁王像

持国天と同じく、天邪鬼を踏みつけているようですね。

中門をくぐると、右側に休憩所があり、左側には重要文化財観音堂がありました。

43中門をくぐると右手が休憩所で左前方は観音堂(工事中)

残念ながら、観音堂は現在(2017年6月)工事中でした( ノД`)

そしてこちら、国の名勝にも指定されている御室(おむろ)桜です。

45御室桜

日本さくら名所100選にも選ばれていて、仁和寺の見どころのひとつと言えるでしょう。
遅咲きで背丈が低いのが特徴です^^

仁和寺を訪れるなら、この御室桜が咲く季節に…というのも良いですね♪

江戸時代を代表する塔!五重塔

先ほどから姿が見えて気になっていた、五重塔に辿り着きました~!

46五重塔

正面から間近で見ると、圧倒されてしまうほどです。

47五重塔

この五重塔は、各層の屋根がほぼ同じ大きさという、江戸時代建築の特徴が表れている塔なんですよ^^

五重塔のアップです。

48五重塔アップ

仁和寺の五重塔は、徳川家光(とくがわ いえみつ)の寄進によって建てられたそうで、重要文化財にもなっています。
こちらの五重塔は、仁和寺の見どころでもありますね。

中門の正面、境内の一番奥に国宝金堂(こんどう)があります。

52金堂(横から)

現在は板で覆われていましたが、、、

52金堂

仁和寺の本尊・阿弥陀三尊が安置されています。

仁和寺で御朱印はもらえるの?

仁和寺では、2ヶ所で御朱印を頂く事ができます

右側の御朱印(旧御室御所)は、御殿の大玄関から入ってすぐのところで頂けます。左側の御朱印(阿弥陀如来)は、金堂前の納経所で頂けます。

53仁和寺の御朱印

御朱印を頂いた金堂前の納経所がこちらです。

54金堂前の納経所

他にもたくさん御朱印があるようですが、今回は2つにしておきました。

境内散策:鐘楼~九所明神

金堂の西側には重要文化財鐘楼が建っていました。

鐘楼って、普通は鐘が外から見えると思うのですが、こちらの鐘楼は覆われていて、外から鐘が見えないようになっていました。

55鐘楼

仁和寺の裏山には、御室八十八ヶ所霊場と呼ばれる巡拝コースがあります。

昔、四国八十八ヶ所霊場の砂を持ち帰って仁和寺の裏山に埋め、その上にお堂を建てたのが、御室八十八ヶ所霊場の始まりだとされているんだとか^^

56御室八十八ヶ所

鐘楼の奥には不動明王が安置されていて、この不動明王に水を掛けながらお願いをする事から、水掛不動(みずかけふどう)とも呼ばれているんですよ(*´▽`*)

57水掛不動尊

鐘楼の西側には、御影堂(みえいどう)への門がありました。

58御影堂への門

御影堂には弘法大師が祀られていて、重要文化財になっています。

59御影堂

金堂の東側に行くと、経蔵(きょうぞう)が見えてきます。

60経蔵

経蔵も重要文化財ですね。

61経蔵アップ

経蔵のすぐ南側には、またまた重要文化財九所明神(くしょみょうじん)が建っています。

63九所明神

社殿は、本殿・左殿・右殿の三棟あります。

九所明神の門です。

64九所明神の門

本殿・左殿・右殿あわせて9座の神々が祀られているんですね。

65九所明神説明

本殿の石清水八幡宮

66石清水八幡宮

九所明神の拝殿がこちらです。

67九所明神拝殿

九所明神の鳥居。

68九所明神拝殿の鳥居

中門に戻って来ました~!中門から二王門を見た景色です。

気持ちいいほどまっすぐにのびた参道と両脇に並ぶ緑の向こうに、二王門。なんとも清々しい眺めです(*´▽`*)

69中門から二王門を眺める

あんなに大きい二王門が、とても小さく見えますね。

中門を出ると、左手に金剛華菩薩(こんごうけぼさつ)が見えてきます。

70金剛華菩薩像

この金剛華菩薩は、仁和寺が華道御室流の家元であることから、生け花などの技芸上達の仏様として1981年建立されたそうで、比較的新しいものなんですね。

霊宝館~宿坊・御室会館

金剛華菩薩のすぐそばには、霊宝館が建っています。

72霊宝館

霊宝館は、春季(4月1日~5月第4日曜日)と秋季(10月1日~11月23日)の年に2回だけ、開館します。

拝観時間は9:00~16:00で、拝観料(大人500円、中高生300円)が必要になります。

そしてこちらは、御室会館です。

73御室会館

御室会館はお食事をすることもできますし、宿坊になっていて、研修施設としても利用する事ができます。

宿泊者は非公開の金堂で行われる朝のお勤めに参拝する事ができ、仁和寺御殿の無料参拝券も頂けるという、宿泊者だけの嬉しい特典つきなんですよ(*´▽`*)

機会があれば、ぜひ宿泊してみて下さいね♪

御室会館の東側には、駐車場に直結している東門があります。

74東門(駐車場直結)

仁和寺の敷地内は広々としていて、ちょうど良い散歩ができる広さでした(*‘∀‘)

仁和寺の歴史と豆知識

仁和寺は光孝(こうこう)天皇の菩薩を弔うため、888年に宇多(うだ)天皇によって創建されました。

世界遺産に登録されていて、境内の建造物のほとんどが国宝や重要文化財に指定されています。

境内への入場は普段は無料ですが、4月の桜の開花期間は、境内への入場にも拝観料が必要となります。

桜はもちろん、秋の紅葉も素晴らしいですよ^^

仁和寺の拝観料は?アクセスなど

仁和寺:詳細データ
  • 正式名称:仁和寺
  • 住所:〒616‐8092 京都府京都市右京区御室大内33
    TEL:075-461-1155
  • 拝観時間:3月~11月 9:00~17:00(受付 16:30)、12月~2月 9:00~16:30(受付 16:00)
  • 拝観料:境内は無料。【御殿】大人・高校生500円、小中学生300円【霊法館】大人500円、高校・中学生300円、小学生以下無料
    桜開花期間のみ、大人・高校生500円、小中学生200円の拝観料が必要。
  • 交通:名神高速道路 京都南インターより約40分
    JR京都駅からJRバス高雄・京北線 約30分
  • 駐車場:有料駐車場あり。普通車(100台)500円、大型車(12台)1,000円

編集後記

仁和寺の見どころ、仁和寺の御朱印についてご紹介しましたが、いかがでしたか?

境内の建造物はもちろん、春の御室桜や秋の紅葉など、見どころが満載な仁和寺。

写真だけでなく、機会があれば実際に足を運んでほしい場所でもあります。
そして、その際にはぜひ仁和寺の宿坊に宿泊することも検討してほしいと思います^^

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