随心院の御朱印と見どころ!小野小町が利用した井戸♪

随心院の御朱印と見どころ-01

梅園で有名な随心院(ずいしんいん)は、梅が見ごろとなる2月末から3月中旬にはたくさんの参拝客で賑わい、秋には木々が鮮やかに色づく紅葉の名所でもあります(*‘∀‘)

百人一首にも選ばれた「花の色は うつりにけりな いたづらに わが身世にふる ながめせしまに」の作者・小野小町(おののこまち)邸跡とも言われ、小野小町に関係する遺跡もあるのが、随心院なんです。

百人一首が好きな私にとってはとても興味深く、ぜひとも訪れてみたい!と思い、足を運んでみました。

そこで今回は、随心院の御朱印や見どころをはじめ、拝観料や写仏についてもご紹介したいと思います^^

随心院に駐車場はあるの?無料で併設♪

随心院には、無料駐車場が併設されています。

こちらが駐車場の入り口です。

1随心院駐車場

駐車場内はこんな感じになっていて、拝観入口の案内看板もありますね。

2随心院駐車場

こうした無料駐車場があると、遠方から訪れる方には嬉しいですね^^

世界三大美人・小野小町の歌碑!

では早速、駐車場からの道を進んでいきましょう♪

3駐車場からの道

歩いていくと、、、

大乗院(だいじょういん)の門の前に辿り着きました。

4大乗院の門

門をくぐり、大乗院の前まで進んでみます。

5大乗院

手を合わせたら、次へ向かいましょう。

こちらは総門です。
総門は駐車場からそのまま境内へ向かうと通らないので、今回はあえて足を運びました♪

6随心院総門

大乗院から総門へ行かずに普通に進んで行くと、拝観入口に行く事ができます。

7総門をくぐったところ

総門をくぐると、気持ちいいほどまっすぐ延びた道が^^
奥に見えている部分が、長屋門あたりの角(拝観入り口の左側)ですね。

拝観入口に着きました^^

8拝観入口

拝観入口から入ると、きれいに整った道に出ます。

9拝観入り口から入った

小野小町の歌碑がありましたよ~!
冒頭でもご紹介した、百人一首の歌の碑でした(*´▽`*)

10小野小町の歌碑

小野小町は平安前期の女流歌人で、素性はほとんど明らかになっていませんが、美人の代名詞となっていて、ご存知の方も多いのではないでしょうか。

花の色は うつりにけりな いたづらに わが身世にふる ながめせしまに

意味:桜の花の色は、むなしく衰え色あせてしまった、春の長雨が降っている間に。ちょうど私の美貌が衰えたように、恋や世間のもろもろのことに思い悩んでいるうちに

絶世の美女と言われた小野小町でも、歳を重ねて老いていく自分を感じていたんですね~(;´Д`)

随心院で御朱印はもらえるの?

いよいよ、庫裡(くり)に到着です。

11庫裡

見上げてみると、屋根も立派ですね~。

12庫裡の屋根

庫裡の玄関はこのような感じです。

13庫裡玄関

こちらが庫裡の中にある受付で、拝観料(大人(高校生以上)500円、中学生 300円)が必要になります。

御朱印もこちらで頂く事ができます。
小さな売店もありました。

14庫裡の中の受付(御朱印所)と売店

御朱印、頂きました~♪
右側の「曼荼羅(まんだら)殿」と書かれているのが随心院の御朱印です( *´艸`)

14随心院の御朱印(右側)

随心院は牛皮山曼荼羅寺(ぎゅうひさんまんだらじ)の塔頭(たっちゅう)のだったので、このように「曼荼羅殿」という御朱印が頂けるんですね。

さまざまな中庭も見どころ!奥書院

庫裡の天井と梁、歴史を感じる立派なものですね。

15庫裡の天井と梁

売店横では、小野小町像の屏風がお出迎えしてくれました。

16売店横の屏風

庫裡の通路を進んで行きましょう♪

17庫裡通路

奥書院の縁側です。この奥に、小町堂があります。

18奥書院の縁側(奥に小町堂)

下を流れる水はとても綺麗でした^^

19水が綺麗

中庭は緑がいっぱいで、爽やかな景色です。

20中庭

通路から眺める中庭、、、落ち着きますね~。

21中庭と通路

とても小さい庭だけど、私の大好きな空間でした(´艸`*)

22中庭

奥書院の縁側も、しばらくボーっとしていたい場所ですね。

23奥書院縁側

通路の天井には、謎の物体が、、、

23通路の天井の謎の物体

どうやらコレ、御駕籠(おかご)のようですね。

大名や貴族の女性が移動する時に乗っていた乗り物で、前と後ろで棒を担いで運ぶアレです。時代劇か何かで見たことがあったり、イメージできる人も多いのではないでしょうか^^

こちらは襖絵です。

24襖絵

ここは大玄関です。

25大玄関

薬医門を内側から眺めた景色です。
時代劇などでもよく登場するこの薬医門、のちほど、表側からも見てみたいと思います。

26薬医門を内側から

つるの襖絵ですね~。

27つるの襖絵

中では、写経写仏ができます。

随時受け付けているようですが、行事などで出来ない事もあるそうなので、どうしても体験したい!という方は事前に確認することをおススメします。

28中で写経と写仏ができる

随心院の写経と写仏、お時間がある方は、ぜひ体験してみて下さいね^^

奥書院から、苔の庭と、向こうに本堂が見えますね。

29奥書院から本堂

桃山期の建物!本堂

本堂前にも庭がありました。

30本堂前の庭

こちらが本堂です。

31本堂

本堂は桃山期の和様建築がよくあらわれている、随心院の中で最も古い建物です。

堂内には、本尊・如意輪観音世音菩薩坐像をはじめとする仏像が安置されていて、阿弥陀如来坐像重要文化財に指定されています。

本堂の鬼瓦です。

32本堂の鬼瓦

本堂からは、苔の庭がよく見えます。
小さめながらも静かでリラックスできる、お庭です( ´∀`)

33本堂から見た庭

池もありました!

34池

こちら、心字池(しんじいけ)と言うそうです。

35池

本堂から見た奥書院です。

36本堂から見た奥書院

本堂の屋根の内側はこのようになっています。

37本堂の屋根の内側

龍之間です。

38龍之間

こちらの小町堂は、女性専用の納骨堂になっているんですよ。

39小町堂

まだ新しそうな建物ですね。

奥書院の中の、畳と障子に囲まれた空間です。

40奥書院内部

庫裡の屋根が見えました。

41庫裡の屋根

では、そろそろ先ほど来た通路を戻りましょう。

42帰りの通路

お次は、梅園へ向いたいと思います♪

はねずの梅が咲き誇る!小野梅園

拝観入口を出ると、梅園が見えます。
残念ながら今は花の季節ではないですが、名勝にもなっている、小野梅園です。

43拝観入り口から見た小野梅園

大人(高校生以上)500円、中学生 300円の入園料が必要ですが、約230本の梅の木が、毎年3月中旬頃に見頃を迎えてそれは見事なんだそうですよ( *´艸`)

梅の季節に、一度訪れてみたいですね~。

追記:行ってきました!

随心院の梅!満開の見頃はいつ?梅林を写真でご紹介♪

44小野梅園

小野梅園の中でも一番多いのが薄紅梅で、その薄紅梅色を「はねずいろ」といい、はねずの梅とも呼ばれています。

そして、先ほど内側からの景色をご紹介した薬医門を、表側から見てみました。

45表から見た薬医門

3月最終日曜日には、この薬医門の前ではねず踊りが行なわれます。

はねず踊りは、小野小町の伝説「深草少将(ふかくさのしょうしょう)の百夜通い」に因んだものだそうですよ(*´▽`*)

小町を慕う深草少将が、小町に「百夜続けて自分のもとへ通えば受け入れる」と言われ、百日目の夜に雪に埋もれて凍死してしまう、、、という伝説です。

このはねず踊りも、一度見てみたいものですね。

小野小町が愛用していた!化粧井戸

お次は、小町が利用していたとされる小町化粧井戸(こまちけわいいど)へ向いましょう♪

46化粧井戸へ

案内の立て札を発見しました。

47化粧井戸案内

さらに進んで、小町化粧井戸に到着です。

48化粧井戸

井戸にしては、ちょっと変わった形をしていますね。

49化粧井戸

小町は朝夕、この井戸の水で化粧をしたとされていて、その水を化粧水と名付けたそうです。

50化粧井戸

葉っぱはたくさん落ちていましたが、水は澄んでいてとても綺麗でした!今も湧いているのでしょう^^

51水はとても綺麗

薬医門の向こうに見えているのが、牛皮山です。

52牛皮山と薬医門

仁海(にんがい)僧正供養塔です。

53仁海僧正供養塔

随心院は、この仁海が建てた牛皮山曼荼羅寺(ぎゅうひさんまんだらじ)の塔頭(たっちゅう)だったんですよ^^

随心院の歴史と豆知識

随心院は、1018年に創建されました。
その後、承久の乱、応仁の乱で焼失しましたが、1599年には本堂が再建されます。

かつて随心院があったあたりに、小野小町が住んでいたと言われていて(随心院に住んでいたり、お寺が関係しているわけではないそうです)、そのため、小町に寄せられた文を下張りにして造られた文張地蔵(ふみはりじぞう)や化粧井戸、恋文を埋めたとされる文塚など、小野小町にちなんだ遺跡が多く残っているんですね。

随心院では、例年11月中旬頃から、一週間ほどライトアップが行われています

随心院の拝観料は?アクセスなど

随心院:詳細データ
  • 正式名称:随心院
  • 住所:〒607-8257 京都市山科区小野御霊町35
    TEL: 075-571-0025
  • 拝観時間:9:00~16:30
  • 拝観料:本堂・梅園 大人(高校生以上)500円、中学生 300円、小人 無料
  • 交通:名神高速道路 京都東ICから10分
    阪神高速8号京都線山科出口から約5分
  • 駐車場:無料駐車場あり

編集後記

随心院を散策しながら、随心院の御朱印と見どころ、拝観料や写仏についてご紹介しましたが、いかがでしたか?

随心院には無料駐車場もあり、御朱印を頂いたり写仏を体験したりすることもできるので、京都を訪れる際にはぜひ立ち寄ってみて下さいね。

私は梅や紅葉の季節に、また訪れてみたいと思います(*´▽`*)

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