三千院、青蓮院、妙法院、毘沙門堂と並ぶ天台五門跡の一つである曼殊院(まんしゅいん)。
春のツツジと秋の紅葉の頃は一段と華やぎ、京都の中でも指折りの門跡寺院です。
そんな曼殊院、以前から興味はあったものの、今回初めて足を運んでみました。
曼殊院は、静かにゆったりとした時間を過ごす事ができる場所だったなーという印象です(´▽`)
それでは、曼殊院の御朱印や拝観料、曼殊院門跡の見どころについてご紹介したいと思います♪
曼殊院に駐車場はあるの?無料で併設♪
早速、曼殊院へ向いたいと思います!
…が、その前に、曼殊院へ向う道で、後ろを振り返ってみました。
緑に囲まれた清々しい景色が広がっていますね~( *´艸`)
こちらが、駐車場です。
曼殊院には、無料駐車場が併設されています。
曼殊院で御朱印はもらえるの?
まず最初に、こちらが勅使門(ちょくしもん)で、曼殊院の正門になります。
勅使門の左右の塀に、五本の白い線が入っているのが分かりますか?
この線は、格式高い門跡寺院だという事をあらわしているんだそうですよ(*´▽`*)
立派な石垣と塀に囲まれているんですね~。
塀や勅使門はお城のように立派で、さすが門跡寺院だな~と思いました。
参拝者入口へ進んで行きましょう♪
立て札を見つけました。
こういう立て札をちゃんと読んで、ある程度その寺院の事を分かっておくと、拝観するのが楽しくなります^^
そして、受付に到着です。
受付の隣にある門は、北通用門です。
こちらの受付で、2種類の御朱印を頂くことができます。
竹乃内御殿と書いてあります。
こちらは、黄不動尊の御朱印です。
ぜひ、御朱印頂いてみて下さいね^^
庫裡:複数のカマドがある珍しい台所!
では、中へ入って行きましょう。
こちらが、通用口庫裡(玄関)です。
残念ながら、曼殊院は建物内部は写真撮影禁止でした。
なので中庭の写真しかありませんが…
庫裡(台所)は大きくて、カマドなども複数あって珍しかったです。
使われていた様子が感じられ、写真を撮れなかったのが本当に残念です( ノД`)
こちらが、写真オッケーだった中庭です。
中庭を別の角度から見てみると、また違った景色に見えますね~。
内部には、幽霊の有名な掛け軸が2枚展示されていました。
他の場所は「撮影禁止」という張り紙だったのに、何故か幽霊だけ「撮影厳禁」となっていて、、、なんだか不気味に感じるのは、私だけでしょうか(笑)
黄不動のポストカードがありましたので、その写真を載せますね。
<ポストカードより>
黄不動(不動明王像)は平安時代の仏画で、国宝に指定されていますが、現在は、京都国立博物館に寄託されたそうです。
この黄不動の腹部に、小さな不動明王が描かれていることが、最近発表されました。
絵絹を清める儀式の跡とみられていて、仏画で見つかったのは初めてなんだそうですよ^^
枯山水の庭園が見どころ!
では、外の景色を堪能していきましょう♪
こちらは、宸殿再建予定地になっています。
<パノラマ写真>
宸殿は明治初期に明治政府に上納し取り壊されたのですが、長年の悲願だった再建計画を進めていて、寄付のお願いがありました。
完成するのが、楽しみですね(*‘∀‘)
大書院に到着しました。大書院から見た庭園です。
樹齢400年の五葉松の木がありました。
鶴島にあるこの松は、鶴を表しているんだそうですよ^^
別の角度から見ても、立派な松ですね~!
そしてこちらが、亀島です。
小書院は修理中でした。
鶴島と亀島をパノラマ写真で撮ってみました♪
<パノラマ写真>
さらにアップで。左側が亀島です。
小書院内部は、こんな感じになっています。
<ポストカードより>
小書院には富士の間と黄昏の間があり、ポストカードの写真は黄昏の間です。
この黄昏の間の正面左には、曼殊院棚と呼ばれる棚があり、十種類の寄木で造られています。
建物内部には、他にも皇族(天皇皇后両陛下、皇太子殿下、秋篠宮両殿下)が参拝?されているお写真がいくつも飾られていました^^
夜間拝観の様子です。紅く染まった木がライトに照らされていて、とても綺麗ですね。
<ポストカードより>
夜間も拝観してみたくなりますね~(*´▽`*)
さらに、庭園の雪景色も素敵です!
<ポストカードより>
こちらが、小書院の北側にある茶室・八窓軒(はっそうけん)です。
<ポストカードより>
八つの窓があることから八窓軒と呼ばれているそうで、虹の窓と呼ばれる連子窓も見どころです^^
先ほどとは、別の中庭です。
曼殊院の内部を拝観し終わり、外にでました。
境内の外には、弁天池があります。
鳥居もありましたよ。
右が弁天堂、左が天満宮です。
天満宮には菅原道真(すがわらのみちざね)が、弁天堂では弁財天が祀られています。
弁天池です。
あ、鯉がいましたよ~。
駐車場の向こうには山が見えました。とても自然豊かな場所です^^
曼殊院の歴史と豆知識
曼殊院は、8世紀、伝教大師最澄(さいちょう)が道場として比叡山上に創建したのが起源だとされています。
桂離宮を造営した智仁(としひと)親王が、次男・良尚法親王(りょうしょうほうしんのう)の出家の際に建立した門跡寺院で、現在の地に移ったのは1656年のこと。良尚法親王が32歳の時でした。
良尚法親王は天台宗最高の地位である天台座主を務め、華道や茶道、書道などにも通じた人物で、後水尾天皇(ごみずのお てんのう)の猶子でもあります。
曼殊院が現在の地に移転してからは、生涯そこに住んだそうですよ^^
また、曼殊院の大書院は、本尊・阿弥陀如来立像を安置している本堂で、重要文化財にも指定されています。
曼殊院の拝観料は?アクセスなど
- 正式名称:曼殊院
- 住所:〒606-8134 京都市左京区一乗寺竹ノ内町42
TEL: 075-781-5010 - 拝観時間:9:00~17:00(受付は~16:30)
- 拝観料:一般600円、高校生500円、中小学生400円
- 交通:叡山電鉄 修学院駅下車徒歩約20分
- 駐車場:併設駐車場あり。50台無料(普通車のみ)
編集後記
曼殊院の御朱印や拝観料、曼殊院門跡の見どころについてご紹介しました~♪
全体的に、思っていたよりも派手さはない寺院でした。
建物内部や庭は門ほどではなく、そこそこ広いものの、質素で寂しい印象を受けました。
良尚法親王がわびさびの美がお好きな文化人だったからでしょうか。
人は少なく空いていたので、私のように静かな雰囲気が好き~って方や、静寂を感じたい方にはオススメです(*´▽`*)
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