以前ご紹介した真如堂に隣接する、金戒光明寺(こんかいこうみょうじ)。
真如堂の紅葉!美しすぎる三重塔♪御朱印も頂きました実はあまりよく知らない寺院だったのですが、紅葉と特別公開の時期に行ってみたい!と思い、足を運んでみました^^
紅葉がとても綺麗で、境内は高低差があるので眺めも最高でした!
今回は、そんな金戒光明寺の紅葉と御朱印、特別公開、駐車場と拝観料についてご紹介しますので、どうぞお付き合いください♪
金戒光明寺に駐車場はあるの?有料で併設♪
金戒光明寺には有料の駐車場があります。
60分400円、当日1日最大料金800円で利用することができるので、お車の方はこちらをご利用下さいね。
特別公開の山門!素晴らしい紅葉です♪
境内散策へ出かける前に、金戒光明寺の境内図を見てみましょう(´▽`)
境内は結構広そうですね~。
駐車場から順路通りに進むとまっすぐ山門へ行くのですが、まずは左へ進み、高麗門(こうらいもん)へ行ってみようと思います^^
高麗門に到着です。
高麗門は、1592年から1598年の間に造られた金戒光明寺の正門です。
高さ6.8mで、徳川家康(とくがわ いえやす)が幕府直轄地として二条城を作った際、黒谷と知恩院はいざという時の要塞に…と建て替えられたそうですよ。
では、山門の方へ戻って行きましょう^^
山門が見えてきました。かなり大きく、重厚感のある立派な門ですね~!
山門は1400年頃の創建と考えられています。応仁の乱で焼失しますが、1860年に再建されました。
山門の上には、後小松天皇による額があります。
紅葉が綺麗ですね~。
こちらは、山門へ登る入口です。
山門は特別公開期間中で有料(大人800円、小学生400円)で登る事ができたので、登ってみました♪
山門内部はもちろん、山門からの景色の撮影も残念ながら禁止でした( ノД`)
かなり高いので、京都中が一望できます。
山門内部には、仏像が10体ほど展示されていて、ガイドさんが仏像や山門にまつわる説明をしてくれました。
こちらが、山門からの降り口です。
山門を内側から見た景色です。
こちらから見る紅葉も綺麗ですね(*´▽`*)
そういえば、山門は通常「三門」と書くのですが、ここの山門は「山」という字を使うようですね。
山門に鮮やかな紅葉がとっても映えます!
階段を登って、奥へ進んで行きますね^^
階段横にも、綺麗な紅葉が(*´▽`*)
紅葉した木の向こうに見えるのは、納骨堂です。
階段を登る途中、山門を振り返ってみました。
山門と紅葉、、、素晴らしい眺めですね(´▽`)
さきほどの写真は午前中に撮った写真ですが、こちらは午後に撮った山門の様子です。
たくさんの人が訪れるのも納得の景色ですね~!
阿弥陀堂:境内で最古の建物!
階段を進んで行くと、左側に鐘楼があります。
階段を登りきって、正面に見えるのは御影堂(みえいどう)です。
先ほど、階段から見えた納骨堂がこちらです。
納骨堂は1689年に経蔵(きょうぞう)として建立されたのですが、2011年に大修理が行われ、納骨堂として使用されるようになったそうです。
仏教寺院における建造物(伽藍)のひとつで、経典や仏教 に関する書物を収蔵するもの
納骨堂の側には阿弥陀堂(あみだどう)があります。
阿弥陀堂は金戒光明寺内で最も古い建物で、1605年、豊臣秀頼(とよとみ ひでより)によって再建されました。
阿弥陀堂の内部には、本尊の阿弥陀如来が安置されています。
こちらが、金戒光明寺の手水舎です。
そしてこちらは、地蔵菩薩です。
特別公開の御影堂:法然上人の座像を安置!
御影堂の正面に来ました。
御影堂は大殿(だいでん)とも呼ばれ、内部には法然上人(ほうねんしょうにん)座像が安置されています。
1934年に火災によって焼失したため、現在の建物は1944年に再建されたものなんですよ^^
御影堂の手前にあるのが、鎧掛けの松です。
武士である熊谷直実(くまがい なおざね)が鎧を洗って掛け、出家したとも言われています。
鎧掛けの松は京都市指定保存樹に指定されていますが、残念ながら2013年に枯れてしまったそうで、現在の松は2014年に植えられた3代目なんです。
御影堂の拝観が開始したので、特別公開中の内部の拝観へ向いますね^^
大方丈の庭園です。
大方丈の門を外側から見た様子がこちらです。
枯山水式庭園、紫雲の庭に来ました。
紫雲の庭は2006年に作庭されたので、比較的新しいんですね。
法然上人の生涯と浄土宗の広がりを枯山水で表していて、幼少時代 美作(みまさか)の国、修行時代 比叡山延暦寺、浄土開宗・寺門興隆の3つのエリアに分かれています。
こちらも紅葉が見事ですね~( *´艸`)
紅葉と、向こうに見える建物が大方丈です。
こちらは鎧之池です。
大方丈を側面から見た景色です。
大方丈には、久保田金僊(くぼた きんせん)が描いた虎に由来する虎の間、今尾景祥(いまお けいしょう)が描いた松に由来する松の間などがあります^^
鎧之池の紅葉です。もう少ししたら、赤い葉が水面に落ちて、また違う景色を見せてくれるかもしれませんね(*’▽’)
灯籠と紅葉っていうのも、なかなか良いですね~。
紅葉が本当に美しいです♪
庭園の奥には、ご縁の道がありました。
紅葉、大方丈、池、、、絵になるような綺麗な景色ですね。
思わず、写真をいっぱい撮ってしまいます( *´艸`)
その近くには、茶室・紫雲亭(しうんてい)が建っています。
紫雲亭のお隣に建つのが、花峯庵(かほうあん)です。
こちらの花峯庵も茶室です。
内部の様子はこんな感じです。
つくばいもありましたよ^^
茶室の外には灯籠がたくさんありました。
再び紫雲の庭です。先ほどとは別の角度からの景色ですが、落ち着く眺めですね^^
金戒光明寺で御朱印を頂ける場所は?限定版も!
こちらが、新清和殿(しんせいわでん)です。
金戒光明寺の御朱印は、こちらの新清和殿でを頂くことができます。
境内図には御影堂の前に御朱印所とあるのですが、こちらでも頂けました。
頂いた御朱印がこちらです。
「浄土真宗 最初門」と書いてあります。
こちらは限定版で、「黒本尊」と書いてあります。
三重塔:金戒光明寺の見どころ!
内部拝観が終わったので、また外に出て境内をまわっていきますね^^
大方丈の隣にあるのが、寺務所玄関です。
新清和殿から極楽橋あたりまで坂があり、下りたら紅葉がキレイだったので、振り返って撮影してみました^^
極楽橋が見えてきました。
平安末期の事です。
源平の戦いで有名な武将・熊谷直実が、法然上人のもとを訪れました。
その出会いで出家を決意した直実は、 兜を置き、弓の弦を切り弓を池に架けました。
その弓の形が、この極楽橋の起源と伝わっています。
極楽橋の下にある蓮池は、直実が兜を洗ったと伝えられているので、兜の池とも呼ばれています。
極楽橋から、向こうに三重塔が見えます。
橋からまっすぐ進んでいくと、こちらにも紅葉した木が^^
三重塔は文殊塔(もんじゅとう)とも呼ばれ、重要文化財に指定されています。
高さは22m、1633年に江戸幕府2代将軍・徳川秀忠(とくがわ ひでただ)の菩薩を弔うために建立されたと言われています。
京都の街まで見渡せる三重塔からの景色は、最高でしたよ(*´▽`*)
境内の鮮やかな紅葉が、本当に綺麗ですね(*´▽`*)
金戒光明寺の塔頭へ♪こちらの紅葉も素晴らしい!
ひと通り見て回ったので、御影堂の前に戻って来ました。
茶処があったので、ちょっとひと休み。みたらし団子を頂きました^^
そして、御影堂から北門方面へ歩いていきます。
途中、左手に顕岑院(けんしんいん)がありました。
その向かい側には、栄摂院(えいしょういん)の門があります。
内部は、自然に囲まれた静かな空間が広がっていました。
こちらの紅葉がとても見事で、金戒光明寺の中でダントツ一番の美しさでした^^
紅葉の向こうに、仏像が見えますね~。
栄摂院の額が飾ってありました。
縁側からも紅葉を楽しむことができて、とても落ち着く場所でしたよ( *´艸`)
ずーっとここで、何も考えずにボーっとしていたいなぁ、、、なんて思ってしまいます。
栄摂院のお庭には赤い葉が落ちていて、とても風情のある最高の眺め(*’▽’)
お庭から続く階段では、鮮やかな赤が頭上に広がっていました。
まさに見頃ですね~!
顕岑院の隣には、龍光院(りょうこういん)がありました。
龍光院の内部はこんな感じです。
こちらでも綺麗な紅葉が庭園を彩っていますね^^
金戒光明寺の歴史と豆知識
金戒光明寺は浄土宗の大本山で、1175年、法然上人が浄土宗確立のため、比叡山西塔の黒谷にならって、この地で草庵を営んだのが始まりとされています。
1862年には、京都守護職を命じられた会津藩主の松平容保(まつだいら かたもり)が、金戒光明寺を本陣とした事でも有名です。
通称、くろ谷さんと呼ばれていて、境内には皇族の茶の湯に使われたという名水・黒谷明星水があります。
金戒光明寺の拝観料は?駐車場はあるの?アクセスなど
- 正式名称:金戒光明寺
- 住所:〒606-8331 京都市左京区黒谷町121
TEL:075-771-2204 - 拝観時間:9:00~16:00(受付終了)
- 拝観料:御影堂・大方丈・庭園:大人600円、小学生300円
山門:大人800円、小学生400円
セット券:大人1200円、小学生600円 - 交通:JR京都駅から市バス 東天王町下車 徒歩15分、または市バス岡崎道下車 徒歩10分
- 駐車場:有料駐車場有り。60分400円。当日1日最大料金800円
編集後記
金戒光明寺の紅葉と御朱印、特別公開、駐車場と拝観料についてご紹介しましたが、いかがでしたか?
金戒光明寺は内部撮影禁止だったのが残念ですが、境内の紅葉が本当に美しかったです(*´▽`*)
また、アフロ仏像というものが面白くて有名なのですが、今回はうっかり撮影を忘れてしまいました、、、(;´∀`)
金戒光明寺を訪れる際は、このアフロ仏像も、ぜひ見てみてくださいね。
金戒光明寺のアフロ仏像!場所はどこ?超わかりやすく!
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